Mac デバイスでのウェブ脅威対策コンポーネントの設定

ウェブ脅威対策コンポーネントは、HTTP および HTTPS プロトコルを使用してコンピューターが送受信する情報を保護します。また、ウェブ脅威対策は、フィッシングの兆候がないか Web サイトリンクをスキャンし、それらが悪意のある URL として分類されているかどうかを確認します。

ウェブ脅威対策は、カスペルスキーが推奨する設定に基づいて Web トラフィックをスキャンします。脅威が検知されると、ウェブ脅威対策はユーザーが定義した処理を実行します。

URL をスキャンしてフィッシングの兆候を見つけ、悪意のある URL のリストに含まれているかどうかを確認することにより、フィッシング攻撃を回避することができます。フィッシング攻撃は通常、金融機関(銀行など)に代わってハッカーによって送信されたメールに偽の Web サイトへのリンクが記載されています。このようなメールで、ハッカーはユーザーを騙してフィッシングサイトにアクセスさせ、機密データ(銀行のキャッシュカードの番号や、オンラインバンキングのアカウントのユーザー名とパスワードなど)を提供させようと試行します。たとえば、フィッシング攻撃は、メールに銀行の公式サイトへのリンクを記載し、ユーザーが利用している可能性がある銀行からのメールに見せかけます。しかし、リンクをクリックすると、銀行の公式サイトを高精度でコピーし作成した偽装サイトにアクセスしてしまうことになります。ウェブ脅威対策は Web トラフィックをスキャンして、フィッシングサイトへのアクセス試行を監視し、そのような Web サイトへのアクセスをブロックします。

Mac デバイスでウェブ脅威対策コンポーネントを設定するには:

  1. Kaspersky Endpoint Security Cloud 管理コンソールを起動します
  2. セキュリティ管理]→[セキュリティプロファイル]の順に選択します。

    セキュリティプロファイル]セクションには、Kaspersky Endpoint Security Cloud で設定されたセキュリティプロファイルのリストが表示されます。

  3. リストから、ウェブ脅威対策コンポーネントを設定するデバイスのセキュリティプロファイルを選択します。
  4. プロファイル名のリンクをクリックすると、セキュリティプロファイルのプロパティウィンドウが表示されます。

    セキュリティプロファイルのプロパティウィンドウには、すべてのデバイスで使用可能な設定が表示されます。

  5. Mac]グループで、[セキュリティ設定]セクションを選択します。
  6. スイッチを[ウェブ脅威対策が有効です]に切り替えます。
  7. ウェブ脅威対策が有効です]スイッチの下にある[設定]をクリックします。

    ウェブ脅威対策コンポーネントの設定ページが表示されます。

  8. セキュリティレベル]セクションで、Mac デバイスの保護の要件を満たす設定のセキュリティレベルを選択します。
  9. 脅威の検知時の処理]セクションで、Web トラフィックで危険なオブジェクトを検知した時にウェブ脅威対策が実行する処理を選択します。
    • 使用可能な処理の 1 つを選択するように要求する通知を製品に表示させる場合は、[ユーザーによる操作を要求]を選択します。
    • Web トラフィックで検知された危険なオブジェクトへのアクセスを自動的にブロックする場合は、[自動的にブロック]を選択します。
  10. 保存]をクリックして変更内容を保存します。

セキュリティプロファイルが適用されると、ユーザーの Mac デバイスでウェブ脅威対策コンポーネントが有効になります。このコンポーネントは、コンピューターが HTTP および HTTPS プロトコルを使用して送受信したすべての情報をスキャンし、フィッシングの兆候がないか Web サイトのリンクをスキャンして、それらが悪意のある URL として分類されていないかを確認します。

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