Kaspersky Endpoint Security では、定義データベースがアップデートされた後にのみ、デバイスが保護されます。
Kaspersky Endpoint Security のデータベースとアプリケーションモジュールをアップデートすることで、デバイス上で最新の保護状態が保たれます。世界中で日々新たなウイルスや脅威が出現しています。定義データベースには、脅威に関する情報とその脅威を無害化する方法が記録されています。迅速に脅威を検知するには、定期的にアプリケーションデータベースとモジュールをアップデートしてください。
定義データベースの定期的なアップデートには、現在の製品ライセンスが必要です。現在のライセンスがない場合は、1 回のみアップデートを実行できます。
主なアップデート元は、カスペルスキーのアップデートサーバーです。
Kaspersky Endpoint Security を Light Agent モードで使用して仮想環境を保護する場合、保護対象仮想マシン上のデータベースは、SVM 上のディレクトリをアップデート元として指定した特別なローカルのアップデートタスクを使用してアップデートされます。アップデートタスクは自動的に開始されます。このタスクを削除したり、設定を変更したりすることはできません。
カスペルスキーのアップデートサーバーからアップデートパッケージを正常にダウンロードするには、デバイスのインターネット接続が必要です。既定では、インターネット接続設定が自動的に決定されます。プロキシサーバーを使用する場合、接続設定の調整が必要です。アップデートパッケージは、アップデートタスクを使用してダウンロードされます。
アップデート中に、以下のオブジェクトがダウンロードされ、デバイスにインストールされます:
定義データベースのアップデートのダウンロードが中断されたり、エラーになったりした場合は、以前にインストールされた定義データベースが引き続き使用されます。以前に定義データベースがインストールされていなかった場合、製品は「定義データベースなし」モードでの動作を継続します。定義データベースとソフトウェアモジュールのアップデートは引き続き使用できます。
既定では、前回インストールされた定義データベースのアップデートが、カスペルスキーのサーバーで公開されてから 3 日~ 6 日経過している場合、[定義データベースが未アップデート]イベント(BasesAreOutOfDate)がログに記録されます。また、定義データベースをアップデートせずに 7 日間が過ぎると、[定義データベースが長期間アップデートされていません](BasesAreTotallyOutOfDate)というイベントがログに記録されます。定義データベースが 3 日以内にダウンロードされたものであれば最新です。
ソフトウェアモジュールは製品の状態(起動、停止、Kaspersky Security Center のポリシーによる管理)やアップデートのスケジュールに関係なくインストールできます。ソフトウェアアップデートの処理中でも、Kaspersky Endpoint Security によりデバイスの保護が継続されます。アップデート中に、アプリケーション設定とアプリケーションログファイルが新しいバージョンのアプリケーションに移行されます。アップデート後、Kaspersky Endpoint Security を再起動する必要があります。
製品の設定の移行が失敗した場合、失敗した理由にかかわらず、本製品の設定は既定値に設定されます。
アップデートが完了した後、アプリケーションの再起動前にアプリケーションの設定に加えられた変更は保存されません。
本製品を自動パッチでアップデートした後、オペレーティングシステムとの対話に使用するメカニズムが変更されます:iptables、iptables-restore システムユーティリティを使用してルールが管理されます。
アップデート後に本製品が正しく機能しない場合、本製品は自動的に旧バージョンにロールバックされます。ロールバックに関するメッセージが表示されます。カスペルスキーのテクニカルサポートにお問い合わせください。
アップデートの際、デバイス上の製品モジュールと定義データベースが、アップデート元の最新バージョンと比較されます。現在の定義データベースやソフトウェアモジュールが最新バージョンと異なる場合は、アップデートの不足している部分がデバイスにインストールされます。
定義データベースが長期間アップデートされていない場合、アップデートパッケージのサイズが大きくなり、インターネットのトラフィック量が増えることがあります(最大数十 MB)。ディスク容量は最大 3 GB です。