製品のメモリ使用制限の設定

Kaspersky Endpoint Security が OAS、ODS、および ContainerScan のスキャンタスクを実行する際に使用する RAM の容量を制限できます。

本製品は、既定で利用可能な RAM 全体の40%以下を使用します。メモリ使用量制限は、大量の RAM (5 GB 以上) を搭載したシステムに役立つ場合があります。

kesl.ini 設定情報ファイルの ScanMemoryLimit オプションを使用すると、ファイルのスキャン時に本製品が使用する RAM のサイズを調整できます。既定値は 8192 MB です。

この設定は、ファイルのスキャン時に使用されるメモリの量のみを制限します。これは、本製品に必要なメモリの総量が、この設定の値を超える可能性があることを意味します。

ファイルスキャン時のメモリ使用の制限を指定するには:

  1. Kaspersky Endpoint Security を停止します。
  2. ファイル /var/opt/kaspersky/kesl/common/kesl.ini を開いて編集します。
  3. [General] で、必要な RAM の量を ScanMemoryLimit に指定します。

    ScanMemoryLimit=<メガバイト単位のメモリ量>

    最小値は 2048 MB です。値が 2048 MB 未満の場合、本製品は最小値を使用します。

    システム RAM サイズを超える値を指定した場合、本製品は使用可能なすべての RAM の最大 40% を使用します。

  4. Kaspersky Endpoint Security を起動します。

ファイルスキャン用の新しいメモリ使用制限は、製品の再起動後に有効になります。

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