RESTORE:ファイルの復元

バックアップ保管領域から元のフォルダーにファイルを復元できます。復元先のフォルダーに同じ名前のファイルが既に存在する場合は、そのファイル名の末尾に「-copy」という文字が追加されます。バックアップ保管領域から復元されるファイルの名前は元のまま変更されません。

このコマンドを実行するには、パスワードによる保護を有効にする必要があります。ユーザーには「バックアップから復元」操作を実行する権限が付与されている必要があります。

バックアップ保管領域では、脅威の駆除で削除または修正されたファイルのバックアップコピーを保存しています。バックアップコピーは、ファイルが駆除または削除される前に作成されるファイルのコピーです。ファイルのバックアップコピーは特別な形式で保存され、脅威となることはありません。

ファイルのバックアップコピーは、フォルダー C:\ProgramData\Kaspersky Lab\KES\QB に保存されます。

管理者グループに属するユーザーには、このフォルダーへの完全なアクセス権が付与されます。Kaspersky Endpoint Security のインストールに使用されたユーザーアカウントには、このフォルダーへの限定的なアクセス権が付与されます。

Kaspersky Endpoint Security では、ファイルのバックアップコピーへのアクセス権を編集できません。

コマンド構文

RESTORE [/REPLACE] <ファイル名> /login=<ユーザー名> /password=<パスワード>

詳細設定

 

/REPLACE

復元先に同じファイル名のファイルがある場合に、これを上書きします。

<ファイル名>

復元するファイルの名前。

認証

 

/login=<ユーザー名> /password=<パスワード>

パスワードによる保護で必要な権限を付与されているユーザーアカウントの情報を指定します。

例:

avp.com RESTORE /REPLACE true_file.txt /login=KLAdmin /password=!Password1

関連項目:

バックアップからのファイルの復元と削除

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