Kaspersky Security Center Linux への移行

Kaspersky Security Center Windows から Kaspersky Security Center Linux への移行は、管理サーバーのデータバックアップ移行ウィザードを使用して実行できます。

以下の表では、管理サーバーのデータバックアップと移行ウィザードを使用した移行の主な機能と制限事項を比較し、組織にとってどのアプローチがより適しているかを判断できます。

移行アプローチの比較

パラメータ

klbackup ユーティリティ

移行ウィザード

移行プロセス

Kaspersky Security Center Windows 管理サーバーデータの完全バックアップを作成し、Kaspersky Security Center Linux 管理サーバーに復元

移行する管理サーバーのデータの選択とエクスポート、エクスポートされたデータの Kaspersky Security Center Linux 管理サーバーへのインポート、および Kaspersky Security Center Linux の管理下にある管理対象デバイスの切り替え

移行方法の特徴

  • すべての管理サーバーデータの移行
  • 任意の数の管理対象デバイスの移行
  • Kaspersky Security Center Windows 管理サーバーのデータの完全なコピーを取得し、Kaspersky Security Center Linux 管理サーバーに転送するために使用
  • 管理サーバーデータの一部移行
  • 移行対象オブジェクトの選択が可能
  • 移行する管理グループまたはサブグループに含めることができるデバイスは 10,000 台以下
  • 移行範囲内のグループオブジェクトのみを含む管理サーバーデータを部分的に転送するために使用。移行範囲外のグループオブジェクトは手動で復元

移行範囲

管理サーバーデータの完全転送、管理対象デバイスの数は無制限

  • 管理グループ構造
  • 管理グループに含まれる管理対象デバイス数(10,000 以下
  • 移行デバイスに割り当てられたタグ
  • ネットワークエージェントと管理対象アプリケーションのグローバルタスク(管理サーバーを除く)
  • ネットワークエージェントと管理対象アプリケーションのグループタスク
  • 管理対象アプリケーションのポリシー
  • レポートテンプレート
  • ユーザーロール
  • 内部ユーザーとセキュリティグループ
  • コンテンツが手動で追加されるカスタムアプリケーションカテゴリ
  • デバイスのカスタム抽出

移行範囲に含まれないもの

いいえ

  • 管理サーバーのグローバルタスク
  • 管理サーバーに保存されたイベント
  • リモートインストール用アプリケーション配布パッケージのリポジトリ
  • 管理サーバー証明書
  • 管理サーバーと管理対象アプリケーションで使用されるライセンスの転送
  • 仮想管理サーバー
  • ネットワークエージェントのポリシー設定
  • デバイス移動ルール
  • 自動タグ付けデバイスのルール
  • ディストリビューションポイント
  • 管理サーバーに保存されたカスペルスキー製品の設定

移行をサポートする Kaspersky Security Center のバージョン

  • Kaspersky Security Center Windows バージョン 14.2 以降
  • Kaspersky Security Center Linux バージョン 15 以降

移行可能な DBMS

  • Microsoft SQL Server → MySQL、MariaDB
  • Microsoft SQL Server → PostgreSQL、Postgres Pro(パッチがインストールされたKaspersky Security Center Windows バージョン 14.2 以降から Kaspersky Security Center Linux バージョン 15.3 以降への移行のみ)
  • MySQL → MySQL、MariaDB
  • MariaDB → MySQL、MariaDB

サポートされている DBMS 間の制限なしの移行

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