メールルーティングのドメインと設定

このセクションでは、ドメインとメールアドレスをトランスポートマップに追加する方法、それらのドメインのメールルーティングを設定する方法、リストからドメインを削除する方法、送信メールメッセージに TLS セキュリティモードを設定する方法、DKIM 署名をメッセージに追加する方法について説明します。

既定で、Kaspersky Secure Mail Gateway ではメールルーティングに DNS サーバーの設定を使用します。メールルーティングは手動で設定できます。この操作には、トランスポートマップを作成する必要があります。トランスポートマップで、メールメッセージの宛先のドメイン名を入力し、次に Kaspersky Secure Mail Gateway がこれらのドメイン宛てのメッセージをリダイレクトしなければならない IP アドレスまたは完全修飾ドメイン名(FQDN)を入力します。

例:

ドメイン「example.com」宛てのメッセージをアドレス 192.168.0.1:25 にリダイレクトするには:

  1. ドメイン example.com をトランスポートマップに追加します。
  2. IP アドレス 192.168.0.1 とポート番号 25 を、ドメイン「example.com」宛てのメッセージのルーティング先として指定します。

このセクションでは、ローカルドメイン(relay_domains)のメールルーティングの設定についても説明します。

ローカルドメイン(relay_domains)は、Kaspersky Secure Mail Gateway が信頼されていない送信元も含めたあらゆる送信元からのメッセージを受信する組織のドメインです。Kaspersky Secure Mail Gateway は、信頼されていない送信元からのメッセージについては、指定されたドメイン宛てのメッセージのみを受信します。他のドメイン宛ての信頼されていない送信元からのメッセージは拒否されます。

ローカルドメインを指定しない場合、Kaspersky Secure Mail Gateway は内部メールサーバー宛てのメッセージを受信しません。

このセクションの内容

ドメインのトランスポートマップの表示

トランスポートマップへのレコードの追加とメールルーティングの設定(transport_map)

メールルーティングの変更

トランスポートマップからのレコードの削除

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