ノードのサブセットのネットワーク設定を変更するシナリオ

管理者は、新しいアドレスのノードと古いアドレスのノード間のネットワーク接続を確認する必要があります。

クラスタノードのサブネットのネットワーク設定を変更するシナリオには、次の手順が含まれます:

  1. コントロールからセカンダリへのノードのロールの変更

    アドレスを変更するノードのサブセットにコントロールノードがある場合は、この手順を実行する必要があります。アドレスを変更する予定のないノードに一時的にコントロールノードの役割を割り当てます。

  2. 選択したノードでのメールトラフィック処理の無効化

    ロードバランサーを使用している場合は、バランサーの設定で、アドレスを変更する予定のノードの負荷をオフにします。ロードバランサーを使用していない場合は、Kaspersky Secure Mail Gateway の Web インターフェイスで選択されたノードに対するメッセージの受信を無効にします

    負荷をオフにした後、選択したノードですべてのキューからのメッセージが完全に送信されるまで待ちます。

  3. セカンダリノードのアドレスの変更

    選択したセカンダリノードのアドレスを 1 つずつ変更します。そのためには、各ノードで次の操作を実行します:

    1. テクニカルサポートモードでのセカンダリノードのネットワーク設定の変更

      オペレーティングシステム、ネットワークアダプターの IP アドレス、既定のゲートウェイアドレス、DNS サーバーアドレスのネットワーク設定を変更できます。

    2. ノードのオペレーティングシステムのネットワーク設定のテスト

      この手順を実行すると、新しいネットワーク設定が実際に適用されていることを確認できます。

    3. セカンダリノードの DNS サーバーの A および PTR レコードを変更して、ノードの新しい IP アドレスとドメイン名に一致させます。

      これは、シングルサインオン技術を使用した Kerberos 認証の正しい動作と、他のメールシステムとの対話に必要です。

    4. テクニカルサポートモードでの製品のノードのアドレスの変更

      ノードの IP アドレスまたはポートを変更した場合には、この手順を実施する必要があります。

  4. 製品 Web インターフェイスを使用した、古い IP アドレスが設定されたクラスタのセカンダリノードの新しいアドレスが設定されたセカンダリノードへの置換

    アドレスが変更されたノードをクラスタから削除する必要があります。次に、これらのノードを新しいアドレスでクラスタに追加する必要があります。

  5. セカンダリからコントロールへのノードのロールの変更

    この手順は、コントロールノードのロールが一時的に別のノードに割り当てられている場合に必要です。

  6. すべてのクラスタノードの可用性と健全性の確認

    コントロールノードの Web インターフェイスで、クラスタノードのステータスを確認できます。

  7. ノードでのメールトラフィック処理の有効化

    新しいアドレスを持つ各クラスタノードでメールトラフィック処理を有効にします。トラフィックがエラーなく処理されていることを確認します。

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