クラスタノードの KSMG 2.1 へのアップグレード
KSMG をアップグレードする前に、クラスタノードの KSMG 仮想マシンをバックアップする(ハイパーバイザーで仮想マシンのスナップショットを作成する)ことを強く推奨します。これにより、新しいバージョンのインストールが失敗した場合に、前のバージョンの KSMG に戻ることができます。
KSMG Web インターフェイスを使用してアップグレードする前に、カスペルスキーの Web サイトまたはパートナー企業の Web サイトからアップグレードパッケージを含む ZIP アーカイブをダウンロードし、アーカイブから KTGZ アップデートファイルを抽出する必要があります。
クラスタノードで KSMG をバージョン 2.1 にアップグレードするには:
- 以前のコントロールノードの Web インターフェイスで、[メッセージキュー]セクションに移動し、[送受信設定を管理]をクリックして、アップデートをインストールするノードを選択して、そのノードでのメッセージの受信を無効にします。詳細は、「メッセージの送信と受信の有効化と無効化」を参照してください。
- キュー内のメッセージの表で、ノード別にメッセージをフィルタリングし、すべてのキューのメッセージが送信されるまで待ちます。
- ロードバランサーの設定で、ノードから負荷を取り除きます。
- テクニカルサポートモードで KSMG 設定を編集した場合は、システム内の競合するオブジェクトを検出するためのスクリプトを実行します。必要に応じて、検知されたオブジェクトを削除または編集します。
アップグレード中にコンピューター上で不明なオブジェクトが検知された場合、アップグレードのインストールは中止されます。
- アップグレードしているノードの Web インターフェイスで、[パッチのインストール]をクリックし、アップグレードパッケージ ksmg_upgrade_2.0.1.6960_2.1.0.7854.ktgz をインストールします。
- Web インターフェイスページが再読み込みされるまで待ちます。
- アップデートされたノードの Web インターフェイスの左側のメニューペインの下部で、現在のユーザーの名前をクリックし、[製品情報]を選択し、表示されたウィンドウでバージョン行に
2.1 が表示されていることを確認します。 - 必要に応じて、アップデートをインストールする前にコピーしたオペレーティングシステムまたは組み込み MTA の保存された設定情報ファイルを転送します。
- 新しいコントロールノードの Web インターフェイスで、次のことを実行します:
- 定義データベースをアップデートします。
- LDAP サーバーとの接続が構成されていた場合は、LDAP キャッシュをアップデートします。
LDAP サーバー接続が構成されていない場合は、 Active Directory ドメインコントローラーと同期します。
- 本製品のメイン Web インターフェイスで、[設定]→[外部サービス]→[LDAP サーバー接続]セクションの順に選択します。
- [同期の設定]タブを選択します。
- [スケジュール]ドロップダウンリストで、[手動]を選択します。
- [保存]をクリックします。
- [今すぐ同期]をクリックします。
- 製品がアップデートされたノードでメッセージの受信を有効にします。そのためには、[メッセージキュー]セクションに移動し、[送受信設定を管理]をクリックして、アップデートをインストールするノードを選択して、そのノードでのメッセージの受信を無効にします。詳細は、「メッセージの送信と受信の有効化と無効化」を参照してください。
- メッセージが通過できるかどうかを確認します。これを行うには、ノードを介してテストメッセージを送信し、受信者に配信されたかどうかを確認します。
- ロードバランサーの設定で、ノードの負荷を元に戻します。
これにより、クラスタノードの KSMG アプリケーションはバージョン 2.1 にアップグレードされます。
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