オブジェクトスキャンタスクの作成

テナントの仮想マシンでのオブジェクトスキャンタスクを作成するには:

  1. Kaspersky Security Center 管理コンソールで、テナントに対応する仮想管理サーバーの[管理対象デバイス]フォルダーを選択します。
  2. 新規タスクウィザードを起動するには、作業領域で[タスク]タブを選択し、[新規タスク]をクリックします。
  3. ウィザードの最初のステップで、[Kaspersky Security for Virtualization 6.1 Agentless(テナント用)] - [オブジェクトスキャン]を順に選択します。

    新規タスクウィザードの次のステップに進みます。

  4. Integration Server のアドレスを指定し、新規タスクウィザードの次のステップに進みます。

    Integration Server のアドレスは、<アドレス:ポート> の形式で指定してください。

    タスクウィザードは Integration Server から取得した SSL 証明書を確認します。取得した証明書にエラーがある場合、エラーメッセージを表示した[証明書の検証]ウィンドウが開きます。SSL 証明書は Integration Server へのセキュアな接続を確立するために使用されます。SSL 証明書に問題がある場合、使用するデータ転送チャネルがセキュアかどうかを確認することを推奨します。取得した証明書の情報を表示するには、エラーメッセージを表示しているウィンドウで[取得した証明書の表示]をクリックします。Integration Server への次回接続時に証明書エラーメッセージを受け取らないようにするため、取得した証明書を信頼する証明書としてインストールできます。それには、[取得した証明書をインストールし、サーバー <Integration Server のアドレス> に関する警告の表示を停止する]をオンにします。

    接続を続行するには、[証明書の検証]ウィンドウで[続行]をクリックします。[取得した証明書をインストールし、サーバー <Integration Server のアドレス> に関する警告の表示を停止する]をオンにした場合、取得した証明書が、Kaspersky Security Center 管理コンソールがインストールされているコンピューターのオペレーティングシステムのレジストリに保存されます。また、Integration Server に対して以前にインストールされた信頼される証明書も確認されます。取得した証明書が以前にインストールされた証明書と一致しない場合、以前にインストールされた証明書を置き換えることを確認するウィンドウが開きます。以前にインストールされた証明書を Integration Server から取得した証明書で置き換えて接続を続行するには、このウィンドウで[はい]をクリックします。

  5. タスクの範囲を選択します。作成するスキャンタスクでスキャンする仮想マシンのチェックボックスをオンにします。1 つ以上の仮想マシンを指定できます。

    仮想インフラストラクチャに同じ ID(vmID)を持つ仮想マシンが複数存在する場合は、1 台の仮想マシンのみがオブジェクトツリーに表示されます。オブジェクトスキャンタスクを使用したスキャン対象としてこの仮想マシンを選択すると、同じ ID(vmID)を持つすべての仮想マシンでタスクが実行されます。

    新規タスクウィザードの次のステップに進みます。

  6. 仮想マシンをスキャンするための設定を指定します。

    新規タスクウィザードの次のステップに進みます。

  7. 必要に応じて、タスクのスキャン範囲を指定します。スキャンタスク中にスキャンまたはスキャンから除外する必要がある仮想マシンのファイルの場所と拡張子を指定します。

    新規タスクウィザードの次のステップに進みます。

  8. タスクの実行スケジュールを設定するには、次の設定値を定義してください:
    • 実行予定:ドロップダウンリストからタスクの実行方法を選択します。ウィンドウに表示される設定は、選択したタスク実行方法によって異なります。
    • 未実行のタスクを実行する:このチェックボックスをオンにすると、SVM で次回 Kaspersky Security が起動された時にタスクの開始が試行されます。[手動]と[1 回]の場合、SVM がネットワークで認識されるとタスクがすぐに開始されます。

      このチェックボックスをオフにすると、タスクはスケジュールに従って SVM 上で開始され、[手動]および[1 回]では、SVM がネットワークで認識されている時にのみ開始されます。

    • タスクの開始を自動的かつランダムに遅延させる:既定では、SVM でのタスク開始の時刻は一定の時間範囲でランダム化されます。間隔は自動的に計算され、タスクの実行対象である SVM の台数に応じて決定されます:
      • 0 ~ 200 台の SVM - タスク開始はランダム化されません。
      • 200 ~ 500 台の SVM - タスク開始は 5 分間の範囲内でランダム化されます。
      • 500 ~ 1000 台の SVM - タスク開始は 10 分間の範囲内でランダム化されます。
      • 1000 ~ 2000 台の SVM - タスク開始は 15 分間の範囲内でランダム化されます。
      • 2000 ~ 5000 台の SVM - タスク開始は 20 分間の範囲内でランダム化されます。
      • 5000 ~ 10000 台の SVM - タスク開始は 30 分間の範囲内でランダム化されます。
      • 10000 ~ 20000 台の SVM - タスク開始は 1 時間の範囲内でランダム化されます。
      • 20000 ~ 50000 台の SVM - タスク開始は 2 時間の範囲内でランダム化されます。
      • 50000 台を超える SVM - タスク開始は 3 時間の範囲内でランダム化されます。

      自動的に計算された時間範囲内でタスク開始時刻をランダム化する必要がない場合は、[タスクの開始を自動的かつランダムに遅延させる]をオフにします。既定では、このチェックボックスはオンです。

    • タスクの開始を次の時間範囲内でランダムに遅延させる(分):スケジュールされたタスク開始時刻以降で指定された期間内のランダムな時刻にタスクを開始する場合は、このチェックボックスをオンにします。テキストボックスに、タスクを実際に開始するまでの最大遅延時間を入力します。この場合、スケジュールで指定された開始時刻から指定された期間内のランダムな時刻にタスクが開始されます。[タスクの開始を自動的かつランダムに遅延させる]をオフにすると、このチェックボックスを変更できます。

      タスクの開始時刻をランダム化することにより、Kaspersky Security Center の管理サーバーに多くの SVM が同時にアクセスする状況を回避できます。

    新規タスクウィザードの次のステップに進みます。

  9. 名前]フィールドにタスク名を入力し、新規タスクウィザードの次のステップに進みます。
  10. 新規タスクウィザード終了後すぐにタスクを開始する場合は、[ウィザード完了後にタスクを実行する]をオンにします。

    ウィザードを終了します。

作成したオブジェクトスキャンタスクがタスクのリストに表示されます。[タスクスケジュールの設定]ウィンドウでタスク開始スケジュールを設定した場合は、そのスケジュールに従ってタスクが開始されます。タスクは手動でいつでも開始できます。

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