テナントの保護インフラストラクチャの導入

Integration Server REST API を使用して作成されたテナントの保護インフラストラクチャは、Kaspersky Security Center 仮想管理サーバーの使用に基づいています。テナントごとに、仮想管理サーバーとテナントの管理者が仮想管理サーバーへの接続に使用するアカウントがあります。

1 台の Kaspersky Security Center 管理サーバーで最大 500 の仮想管理サーバーをサポートできます。

Light Agent がインストールされたテナントの仮想マシンは、テナントの仮想管理サーバーに配置されています。

テナントの管理者が仮想管理サーバーで実行可能な動作は次の通りです:

仮想管理サーバーの詳細については、Kaspersky Security Center のヘルプを参照してください。

プロバイダーの管理者は本製品をインフラストラクチャにインストールし、Light Agent およびその他のアプリケーションが正しく動作するように設定します:

プロバイダーの管理者も、テナントの仮想マシンの全般的な保護設定を編集できます。

動作中、個人情報や機密情報を含む可能性のある情報が、プロバイダーのインフラストラクチャおよびテナントの仮想マシンにインストールされた Kaspersky Security と Kaspersky Security Center の間で転送されます。

テナントの保護インフラストラクチャの作成前に、次のステップを実行します:

  1. Kaspersky Security のインストールまたはアップデート

    プロバイダーのインフラストラクチャに次のコンポーネントをインストールする必要があります:

    • Kaspersky Security MMC プラグイン、Integration Server、Integration Server コンソール
    • Protection Server

    テナントの保護インフラストラクチャの導入、テナントの保護レポートの受信は、Kaspersky Security 5.1.2、5.1.3 アップデートでのみサポートされる機能です。

  2. 本製品での作業に必要なものを準備します:

テナントの保護インフラストラクチャの導入は、次のステップで構成されます:

  1. テナントおよび テナント用の Kaspersky Security Center 仮想管理サーバーの作成
  2. テナントの仮想マシンを保護する SVM の場所の設定、Protection Server の設定と Light Agent の全般設定の編集
  3. テナントの仮想マシンへの Kaspersky Security Center ネットワークエージェント と Light Agent のインストール、テナント用に設定された仮想管理サーバーへの仮想マシンの移動
  4. Integration Server データベースにテナントの仮想マシンを登録
  5. テナントのアクティブ化
  6. Kaspersky Security Center 仮想管理サーバーの接続設定のうち、次をテナント管理者へ転送:
    • テナント用に設定された仮想管理サーバーのアドレス。
    • 仮想管理サーバーの管理者アカウントの設定。

    プロバイダーの管理者から受け取ったアカウントのパスワードを、テナントの管理者が変更することを推奨します。

テナントの保護インフラストラクチャの導入ステップは、Integration Server REST API と Kaspersky Security Center OpenAPI を使用して自動化できます。

不正アクセスを防止するために、SVM と、Kaspersky Security Center 管理サーバーおよび Integration Server がインストールされたデバイスを、専用の仮想ネットワークに導入することを推奨します。また、アドレス変換(SNAT)を使用して、テナントのサブネットからこのサブネットにルーティングするように設定することを推奨します。

このセクションの内容:

Integration Server から Kaspersky Security Center 管理サーバーへの接続設定の編集

テナントと仮想管理サーバーの作成

保護を有効または無効にするポリシーの概要

SVM の場所とテナント保護の設定の編集

テナントの仮想マシンへの Light Agent のインストール

テナントの仮想マシンの登録

テナント保護のアクティブ化と有効化

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