タスクの管理

次の種類のタスクを作成することで、Kaspersky Security Center を通して Kaspersky Endpoint Security を管理することができます:

グループタスク、コンピューターの抽出を対象とするタスク、ローカルタスクは、個数の制限なく作成することができます。管理グループとコンピューターの抽出を対象とした操作について詳しくは、Kaspersky Security Center ヘルプを参照してください。

Kaspersky Endpoint Security は、以下のタスクをサポートします:

本製品がカスペルスキーの Endpoint Detection and Response ソリューションの一部として機能している場合、検出・応答の処理として追加のタスクを実行できます(responses)。たとえば、プロセスの終了タスクを使用してリモートからプロセスを終了することができます。

タスクは、コンピューター上で Kaspersky Endpoint Security が起動され動作中の場合にのみ実行されます。

新しいタスクを追加する

管理コンソール(MMC)でタスクを作成する方法

Web コンソールと Cloud コンソールでタスクを作成する方法

タスクのリストに新しいタスクが表示されます。タスクには既定の設定が適用されます。タスクの設定を編集するには、タスクのプロパティを開きます。タスクを実行するには、タスクのチェックボックスをオンにし、[開始]をクリックする必要があります。タスクの開始後にタスクを停止して、あとで再開することもできます。

タスクのリストで、それぞれのタスクのステータスやコンピューター上でのタスクの実行結果に関する統計情報など、タスクの実行結果を監視することができます。タスクの実行を監視するためにイベントの抽出を作成することもできます([監視とレポート]→[イベントの抽出)])。イベントの抽出について詳しくは、Kaspersky Security Center ヘルプを参照してください。タスクの実行結果は、ローカル環境の Windows イベントログと Kaspersky Endpoint Security のレポートにも記録されます。

タスクのアクセスコントロール

Kaspersky Endpoint Security のタスクにアクセスする権限(読み取り、書き込み、実行)は、Kaspersky Endpoint Security の機能範囲へのアクセスの設定により、Kaspersky Security Center 管理サーバーへのアクセス権を持つ各ユーザーに対して定義されます。Kaspersky Endpoint Security の機能範囲に対するアクセス権を設定するには、Kaspersky Security Center 管理サーバーのプロパティウィンドウの[セキュリティ]セクションに移動します。Kaspersky Security Center を使用したタスクの管理について詳しくは、Kaspersky Security Center ヘルプを参照してください。

ポリシーを使用してユーザーのタスクへのアクセス権を設定できます(タスク管理モード)。たとえば、Kaspersky Endpoint Security のインターフェイスからグループタスクを非表示にすることができます。

管理コンソール(MMC)から Kaspersky Endpoint Security インターフェイスでタスク管理モードを設定する方法

Web コンソールから Kaspersky Endpoint Security インターフェイスでタスク管理モードを設定する方法

タスク管理の設定

パラメータ

説明

ローカルタスクの使用を許可する

このチェックボックスをオンにすると、ローカルタスクが Kaspersky Endpoint Security ローカルインターフェイスに表示されます。その他のポリシー制限がない場合、ユーザーはタスクの設定と実行ができます。ただし、ユーザーはタスク実行スケジュールを設定することはできません。ユーザーはタスクを手動でのみ実行できます。

チェックボックスをオフにすると、ローカルタスクの使用を停止します。このモードでは、スケジュールにのっとったローカルタスクの実行は行われません。Kaspersky Endpoint Security のローカルインターフェイスでタスクの開始や設定ができなくなります。また、コマンドラインの使用時にもタスクの開始や設定ができなくなります。

ファイルまたはフォルダーのスキャンについては、スキャンするファイルまたはフォルダーのコンテキストメニューから[スキャン]を選択すれば開始できます。オブジェクトスキャンタスクの既定の設定値で、スキャンタスクが開始します。

グループタスクの表示を許可する

このチェックボックスをオンにすると、グループタスクが Kaspersky Endpoint Security ローカルインターフェイスに表示されます。ユーザーは製品インターフェイスでタスクのリストを表示できます。

このチェックボックスをオフにすると、空白のタスクリストを表示します。

グループタスクの管理を許可する

このチェックボックスをオンにすると、Kaspersky Security Center 内で指定されたグループタスクを開始および停止できます。ユーザーは製品インターフェイスまたは簡略化した製品インターフェイスでタスクを開始および停止できます。

このチェックボックスをオフにすると、Kaspersky Endpoint Security がスケジュールされたタスクを自動的に開始するか、管理者が Kaspersky Security Center で手動でタスクを開始します。

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