Linux 用ネットワークエージェントのサイレントモードでのインストール(応答ファイルを使用)

Linux デバイスにネットワークエージェントをインストールするには、インストールパラメータのカスタムセット(変数と各変数の値)を含むテキストファイルである応答ファイルを使用します。この応答ファイルを使用すると、インストールをサイレントモードで、つまりユーザーの参加なしで実行できます。

Linux 用ネットワークエージェントのインストールをサイレントモードで実行するには:

  1. リモートインストールを行う関連する Linux デバイスを準備します。ネットワークエージェントの deb パッケージまたは rpm パッケージを使用し、適切なパッケージ管理システムを用いて、リモートインストールパッケージをダウンロードし作成します。
  2. SUSE Linux Enterprise Server 15 オペレーティングシステムを搭載したデバイスにネットワークエージェントをインストールする場合は、ネットワークエージェントの設定前に、insserv-compat パッケージをインストールします

    RED OS 7.3.4 以降のオペレーティングシステムを搭載したデバイスにネットワークエージェントをインストールする場合は、ネットワークエージェントが正しく機能するために libxcrypt-compat パッケージをインストールしてください。

  3. 使用許諾契約書をお読みください。次の手順は、使用許諾契約書の内容を理解して条項に同意する場合にのみ使用してください。
  4. たとえば、次のように、応答ファイルの完全名(パスを含む)を入力して、KLAUTOANSWERS 環境変数の値を設定します。

    export KLAUTOANSWERS=/tmp/nagent_install/answers.txt

  5. 環境変数で指定したディレクトリに応答ファイル(TXT 形式)を作成します。応答ファイルに、VARIABLE_NAME=variable_value 形式の変数のリストを追加します。各変数は個別の行に配置します。

    応答ファイルを正しく使用するには、3 つの必須変数の最小セットをファイルに含める必要があります:

    • KLNAGENT_SERVER
    • KLNAGENT_AUTOINSTALL
    • EULA_ACCEPTED

    オプションの変数を追加して、リモートインストールに関するより具体的なパラメータを使用することもできます。次の表に、応答ファイルに含めることができるすべての変数を一覧で示します:

    サイレントモードでの Linux 用ネットワークエージェントインストールのパラメータとして使用される応答ファイルの変数

  6. ネットワークエージェントをインストールします:
    • RPM パッケージから 32 ビットオペレーティングシステムにネットワークエージェントをインストールするには、次のコマンドを実行します:
      # rpm -i klnagent-<ビルド番号>.i386.rpm
    • RPM パッケージから 64 ビットオペレーティングシステムにネットワークエージェントをインストールするには、次のコマンドを実行します:
      # rpm -i klnagent64-<ビルド番号>.x86_64.rpm
    • RPM パッケージから ARM アーキテクチャの 64 ビットオペレーティングシステムにネットワークエージェントをインストールするには、次のコマンドを実行します:
      # rpm -i klnagent64-<ビルド番号>.aarch64.rpm
    • DEB パッケージから 32 ビットオペレーティングシステムにネットワークエージェントをインストールするには、次のコマンドを実行します:
      # apt-get install ./klnagent_<ビルド番号>_i386.deb
    • DEB パッケージから 64 ビットオペレーティングシステムにネットワークエージェントをインストールするには、次のコマンドを実行します:
      # apt-get install ./klnagent64_<ビルド番号>_amd64.deb
    • ARM アーキテクチャの 64 ビットオペレーティングシステムに DEB パッケージからネットワークエージェントをインストールするには、次のコマンドを実行します:
      # apt-get install ./klnagent64_<ビルド番号>_arm64.deb

Linux 用ネットワークエージェントのインストールはサイレントモードで開始されます。ユーザーが、プロセス中に操作を要求されることはありません。

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