Kaspersky Security Center では、オペレーティングシステムイメージを作成し、それをネットワーク上のクライアントデバイスに導入できます。また、カスペルスキー製品や他の製造元のアプリケーションのリモートインストールを行うこともできます。
オペレーティングシステムのイメージを作成するには、Windows ADK の導入ツールと Windows ADK ツール用の Windows PE アドオンを管理サーバーにインストールします。Kaspersky Security Center の要件を満たす任意のバージョンの Windowsオペレーティングシステムのイメージを作成できます 。
Kaspersky Security Center は、64 ビット版の Windows ADK および Windows PE をサポートしていません。
オペレーティングシステムイメージの取得
Kaspersky Security Center は、デバイスからオペレーティングシステムイメージを取得し、それを管理サーバーに転送できます。そのようなオペレーティングシステムイメージは管理サーバー上の専用フォルダーに格納されます。基準となるデバイスのオペレーティングシステムイメージの取得と作成は、インストールパッケージ作成タスクにより行われます。
オペレーティングシステムイメージを取得する機能には、次の特徴があります:
新規デバイスへのオペレーティングシステムイメージの導入
イメージを使用して、オペレーティングシステムがまだインストールされていない新しくネットワーク接続されたデバイスにオペレーティングシステムを導入できます。この場合、Preboot eXecution Environment(PXE)というテクノロジーが使用されます。PXE サーバーとして動作する、ネットワークに接続されたデバイスを選択します。このデバイスは次の要件を満たしている必要があります:
オペレーティングシステムを導入する場合、次の条件を満たしている必要があります:
オペレーティングシステムの導入は次のように実行されます:
デバイスを WinPE に追加するには、WinPE 用のドライバーの設定が必要な場合があります。
管理者は、オペレーティングシステムのイメージが含まれるインストールパッケージに必要なドライバーを追加できます。また管理者は、インストール時に適用されるオペレーティングシステムの設定が含まれる設定ファイル(アンサーファイル)を指定することもできます。
管理者は、まだ接続されていないクライアントデバイスの MAC アドレスを手動で指定し、それらにオペレーティングシステムイメージを含むインストールパッケージを割り当てることができます。選択されたクライアントデバイスが PXE サーバーに接続すると、これらのデバイスに自動的にオペレーティングシステムがインストールされます。
既に別のオペレーティングシステムがインストールされているデバイスへのオペレーティングシステムイメージの導入
既に別のオペレーティングシステムがインストールされているクライアントデバイスにオペレーティングシステムイメージを導入するには、特定のデバイスに対するリモートインストールタスクを使用します。
オペレーティングシステムのクリーンインストールが実行されることに注意してください。すべてのデータが削除されます。
カスペルスキー製品および他の製造元のアプリケーションのインストール
管理者は、ユーザーから指定されたアプリケーションを含むインストールパッケージを作成し、リモートインストールタスクを使用して、そのアプリケーションをクライアントデバイスにインストールできます。