コンテンツフィルタリングの式の作成
コンテンツフィルタリングの式は、メッセージ属性とその値を含む条件で設定されます。条件は、論理連結語によって結合されます。条件に一致する属性値がメッセージ内で見つかり、トリガーされた条件の数が論理連結語の型と一致する場合、式がトリガーされます。ルールのコンテンツフィルタリング設定に従ってトリガーされたすべての式が考慮され、メッセージにトリガーする処理が選択されます。
式の作成には、次の手順が含まれます:
- 式のパラメータの設定
- 式がトリガーされた時にメッセージに対して実行される処理の設定
- コンテンツフィルタリングの条件の作成
- 条件間の論理連結語の設定
- 式がトリガーされた時にメッセージヘッダーに対して実行される処理の設定
- 式がトリガーされた時の通知の設定
コンテンツフィルタリングの式を作成するには:
- 本製品の Web インターフェイスで、[ルール]セクションを選択します。
- ルールのテーブルで、コンテンツフィルタリングの式を設定するルールを選択します。
[ルールの表示]ウィンドウが開きます。
- 左側のペインで、[コンテンツフィルタリング]セクションを選択します。
- [変更]をクリックします。
コンテンツフィルタリング設定が編集可能になります。
- [メイン]タブの[式]テーブルで、[作成]をクリックします。
[式を作成]ウィンドウが開きます。
- [式の名前]に式の名前を入力します。
式の名前は、ルール内で一意である必要があります。
- 作成した式の優先度を変更する場合は、[場所]ドロップダウンリストで、式のリスト内で作成した式の位置を指定します。
既定では、この式は以前に作成されたすべての式の中で最も高い優先順位が割り当てられます。
- [式が一致した場合の操作]の下で、式がトリガーされた時にメッセージにトリガーされる処理を選択します:
既定では、[スキップ]の処理が選択されます。
- コンテンツフィルタリングの式をトリガーしたメッセージをバックアップに自動的に配置する場合は、[元のメッセージをバックアップに移動する]スイッチをオンにします。
このスイッチは、既定ではオフになっています。
- コンテンツフィルタリングの式をトリガーしたメッセージの件名の先頭にタグを自動的に追加する場合は、[メッセージ本文に追加するテキスト]にタグのテキストを入力します。
- [条件]の下で、必要な式の条件をすべて作成します。
1 つの式で 15 を超える条件を使用することは推奨しません。
- 条件の論理連結語の型を指定します。指定するには、[論理接続種別]ドロップダウンリストで、次の値のいずれかを選択します:
- すべての条件が一致した場合のみ
- 条件の 1 つ以上が一致した場合
既定では、すべての条件が一致した場合のみ が選択されます。
- 式がトリガーされた時にメッセージヘッダーを削除する場合は、[ヘッダーに対する操作]の下にある[ヘッダーを削除]テーブルで、削除するヘッダーを指定します。
ヘッダーを変更または削除すると、DKIM 認証が失敗する、もしくはメッセージの配信エラーが発生する可能性があります。
メッセージに適用される処理が次の場合、ヘッダーは削除されます:スキップ、添付ファイルを削除する、駆除。
次の方法で、削除するヘッダーを指定できます:
- テキスト
ヘッダーを追加するには[追加]をクリックし、ヘッダー名を入力して
をクリックするか、Enter キーを押します。必要に応じて、この手順を繰り返してヘッダーを追加します。
ヘッダーの名前には、ラテン文字のみを含める必要があります(大文字と小文字は区別されません)。最大長は 512 文字です。
クリップボードからヘッダー名をペーストするには、[インポート]をクリックして、ヘッダーをカンマ区切りか新しい行に入力またはペーストして、[インポート]をクリックします。
以前に追加したヘッダーを編集するには、テキストボックス内のヘッダーをクリックして、編集モードで必要な変更を加え、
をクリックします。必要に応じて、検索を使用します。
リストからヘッダーを削除する場合は、リスト内のヘッダーを選択し、
アイコンをクリックします。リストをクリアするには、[すべて削除]をクリックします。
リスト内のすべてのヘッダーをクリップボードにコピーできます。コピーするには、[すべてコピー]をクリックします。
すべてのヘッダーが領域に表示されない場合は、領域の下部にあるドロップダウンリストで表示する項目の数を選択できます。
- ワイルドカード
検索マスクを追加するには、[追加]をクリックしてテキストを入力し、
をクリックするか、Enter キーを押します。必要に応じて、この手順を繰り返してマスクを追加します。
1000 文字を超えるマスクの入力は推奨されません。
クリップボードからマスクをペーストするには、[インポート]をクリックして、マスクをカンマ区切りか新しい行に入力またはペーストして、[インポート]をクリックします。
以前に追加したマスクを編集するには、テキストボックス内のマスクをクリックして、編集モードで必要な変更を加え、
をクリックします。必要に応じて、検索を使用します。
リストからマスクを削除する場合は、リスト内のマスクを選択し、
アイコンをクリックします。リストをクリアするには、[すべて削除]をクリックします。
リストに追加されたすべてのマスクをコピーできます。コピーするには、[すべてコピー]をクリックします。
すべての項目が領域に表示されない場合は、領域の下部にあるドロップダウンリストで表示する項目の数を選択できます。
- 正規表現
検索マスクを追加するには、[追加]をクリックしてテキストを入力し、
をクリックするか、Enter キーを押します。
PCRE 形式の正規表現がサポートされています。1000 文字を超える正規表現の入力は推奨されません。
文字列の前に「re:」を付ける必要はありません。
必要に応じて、この手順を繰り返して正規表現を追加します。
クリップボードから正規表現をペーストするには、[インポート]をクリックして、正規表演をカンマ区切りか新しい行に入力またはペーストして、[インポート]をクリックします。
以前に追加したアドレスを編集するには、テキストボックス内のアドレスをクリックして、編集モードで必要な変更を加え、
をクリックします。必要に応じて、検索を使用します。
リストから正規表現を削除する場合は、リスト内の正規表現を選択し、
アイコンをクリックします。リストをクリアするには、[すべて削除]をクリックします。
リスト内のすべての正規表現をコピーできます。コピーするには、[すべてコピー]をクリックします。
すべての項目が領域に表示されない場合は、領域の下部にあるドロップダウンリストで表示する項目の数を選択できます。
- 式がトリガーされた時にメッセージヘッダーを変更する場合は、[ヘッダーに対する操作]の下にある[ヘッダーを変更]テーブルで、変更するヘッダーを指定します。
メッセージに適用される処理が次の場合、ヘッダーは変更されます:スキップ、添付ファイルを削除する、駆除。メッセージ内でヘッダーが見つかった場合、そのヘッダーは削除され、指定された値を持つ同様のヘッダーがヘッダーのリストの最後に追加されます。ヘッダーがメッセージに存在しない場合は、メッセージヘッダーのリストの最後に追加されます。
編集用のヘッダーを追加するには[追加]をクリックし、表示されたウィンドウで変更するヘッダーの名前と値を指定し、[OK]をクリックします。 必要に応じて、他のヘッダーに対してこれらの手順を繰り返します。
ヘッダーの名前と値には、ラテン文字のみを含める必要があります(大文字と小文字は区別されません)。最大長は 450 文字です。
複数の式がトリガーされ、最も厳密な処理を持つ式がコンテンツフィルタリング設定に従って選択されている場合、その処理を持つ式で指定されたヘッダーは、出現する式の優先順位の降順で決定された順序で変更されます。
[ヘッダーを変更]から、ヘッダーを削除できます。削除するには、削除する 1 つ以上のヘッダーの横にあるチェックボックスをオンにし、[削除]をクリックして処理を確認します。
- 式がトリガーされたときに通知を送信したい場合は、[通知]タブで[追加]をクリックして次の設定を行います:
- [テンプレート]ドロップダウンリストで通知テンプレートを選択します。
- [受信者]の下で、通知の受信者の横にあるチェックボックスをオンにします。受信者は次のいずれかです:
- [カスタムアドレス]オプションを選択した場合、[カスタムアドレス]に通知受信者のその他のメールアドレスを指定します。
メールアドレスを区切るには、セミコロンまたは改行を使用します。
- [通知の内容]の下で、次のいずれかの値を選択します:
必要に応じて、手順を繰り返して必要な数の通知を設定します。
通知送信のルール
ルール内の 1 つの式がトリガーされると、設定された通知がその設定に従って送信されます。
ルール内で複数の式がトリガーされた場合、次の結果が発生する可能性があります:
- [一致が見つかったとき]に[この式の操作を最優先で適用し、別の式は無視する]が選択されており、最も優先度の高い式に対して通知が設定されている場合は、指定された設定に従って通知が送信されます。その他すべての式については、通知が設定されていても通知は送信されません。
最も優先度の高い式に何も通知が設定されていない場合、通知はまったく送信されません。
- [一致が見つかったとき]に[一致したすべての式の操作のうち、最も厳密なものを適用する]が選択されており、最も厳格な処理の式に対して通知が設定されている場合は、指定された設定に従って通知が送信されます。
ルール内で最も厳格な処理の複数の式がトリガーされ、それらに対して通知が設定されている場合、通知が設定されており、最も厳格な処理を伴う、すべてのトリガーされた式に対して通知が送信されます。それより厳格ではない処理を伴う式に設定された通知は送信されません。
最も厳格な処理を伴う式に対して通知が設定されていない場合、通知はまったく送信されません。
- [式を作成]ウィンドウで、[OK]をクリックします。
コンテンツフィルタリングの式が作成されます。
必要な式をすべて作成した後、[コンテンツフィルタリング]ウィンドウのコンテンツフィルタリングルールで[保存]をクリックします。
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