本製品を Enterprise ライセンスで利用している場合のみ、高度な SVM 選択アルゴリズムを使用できます。
このアルゴリズムを適用すると、Light Agent ポリシーの Light Agent に関連する SVM の場所を決定する方法を指定できます。また、接続する SVM の選択時に、仮想インフラストラクチャの SVM の場所を Light Agent が考慮する必要があるかどうかを指定できます。
Microsoft Hyper-V、Citrix Hypervisor、VMware vSphere、KVM、Proxmox VE、Skala-R、HUAWEI FusionSphere、Nutanix Acropolis、ALT Virtualization Server、または Astra Linux プラットフォームで実行されている仮想インフラストラクチャでは、次のいずれかの場合に、Light Agent に対して SVM がローカルであると判断されます:
- SVM が、 Light Agent がインストールされた仮想マシンと同一のハイパーバイザーに導入されている。
- SVM が、Light Agent がインストールされた仮想マシンと同一のハイパーバイザーのクラスタに導入されている。
- SVM が、Light Agent がインストールされた仮想マシンと同一のデータセンターに導入されている。
OpenStack Platform、VK Cloud プラットフォームまたは TIONIX Cloud Platform の仮想インフラストラクチャでは、次のいずれかの場合、SVM は Light Agent によりローカルであると判断されます:
- SVM が、Light Agent がインストールされた仮想マシンと同一のサーバーグループに配置されている。
- SVM が、Light Agent がインストールされた仮想マシンと同一の OpenStack プロジェクトに導入されている。
- SVM が、Light Agent がインストールされた仮想マシンと同一のアベイラビリティゾーンに配置されている。
SVM パスの種別を選択し、Light Agent に関連する SVM の場所を決定する時にその配置種別が考慮されるようにすることができます。Light Agent は、ローカルの SVM にのみ接続が可能です。
たとえば、ハイパーバイザーのクラスタを SVM パスの種別として指定した場合、このハイパーバイザーのクラスタに導入された SVM はすべて Light Agent によりローカルであると判断され、Light Agent はこの SVM にのみ接続可能となります。Light Agent が動作している同じクラスタに接続できる SVM がない場合、Light Agent は SVM に接続しません。
また、接続する SVM の選択時に、Light Agents が SVM の仮想インフラストラクチャ内の場所を考慮しないように指定することも可能です。この場合、Light Agent は使用可能な任意の SVM へ接続可能です。
拡張 SVM 選択アルゴリズムを適用していて、かつ Light Agent による SVM の検出方法として SVM アドレスのカスタムリストを選択している場合、SVM の配置場所を無視している場合のみ Light Agent は SVM に接続できます。
SVM の選択時に、Light Agent は SVM に接続されている Light Agent の数を考慮して、接続のために使用できる SVM の中で Light Agent が均等に分散するようにします。