Integration Server と仮想インフラストラクチャ管理サーバーとの接続の設定

Kaspersky Security を使用して保護する仮想インフラストラクチャに応じて、次の仮想インフラストラクチャ管理サーバーへの接続を設定する必要があります:

各仮想インフラストラクチャ管理サーバーへの接続は、個別に確立されます。

VMware Cloud Director によって管理されるインフラストラクチャでは、Integration Server を VMware vCenter Server および VMware Cloud Director サーバーに任意の順序で接続できます。Integration Server は、追加された各 VMware vCenter Server がスタンドアロンサーバーであるか、VMware Cloud Director サーバーに接続されているかを自動的に判断します。

Kaspersky Security の操作は、複数の VMware vCenter Server が接続されている VMware NSX Manager によって管理されるインフラストラクチャではサポートされていません。

Integration Server と仮想インフラストラクチャ管理サーバーとの接続を設定するには:

  1. Integration Server コンソールを開始します
  2. 仮想インフラストラクチャ保護]セクションで、[追加]をクリックします。
  3. 表示された[仮想インフラストラクチャへの接続]ウィンドウで、接続を設定する必要がある仮想インフラストラクチャ管理サーバーの種別を選択し、[次へ]をクリックします。
  4. 次の設定を指定します:
    • Integration Server の接続先になる仮想インフラストラクチャ管理サーバーの IP アドレス(IPv4 形式)、または完全修飾ドメイン名(FQDN)。
    • Integration Server が仮想インフラストラクチャ管理サーバーへの接続に使用するアカウントの名前とパスワード。

    入力した接続設定(パスワードを除く)は、暗号化された形式でオペレーティングシステムのレジストリに保存されます。

  5. 検証]をクリックします。Integration Server は、指定された接続設定と、仮想インフラストラクチャ管理サーバーから受信した SSL 証明書を確認します。接続を確立できなかった場合、または接続中に証明書エラーが検出された場合、ウィンドウにエラーメッセージが表示されます。

    仮想インフラストラクチャ管理サーバーから受信した証明書が Integration Server に対して信頼されていないために接続エラーが発生した場合、[証明書の検証]ウィンドウが開きます。受信した証明書が組織のセキュリティポリシーに準拠していれば、証明書の信頼性を確認して接続を確立できます。これを行うには、表示されたウィンドウで[証明書をインストール]をクリックします。受信した証明書は、Integration Server の信頼できる証明書として保存されます。

    Integration Server がインストールされているオペレーティングシステムで信頼されている証明書も、Integration Server で信頼されていると判断されます。

    SSL 証明書に問題がある場合、使用するデータ転送チャネルがセキュアかどうかを確認することを推奨します。

  6. 仮想インフラストラクチャ管理サーバーとの接続を確立したら、[仮想インフラストラクチャへの接続]ウィンドウで[OK]をクリックします。

    入力した仮想インフラストラクチャ管理サーバーのアドレスや名前が[仮想インフラストラクチャ保護]セクションの表に表示されます。

    VMware Cloud Director サーバーおよびこのサーバーに接続されている VMware vCenter Server への接続を設定した場合、これらの VMware vCenter Server に関する情報を含む行は、この VMware Cloud Director の行の下にあるリストに自動的にグループ化されます。

仮想インフラストラクチャ管理サーバーごとに、このサーバーへの接続を設定する時や、仮想インフラストラクチャ保護のその後の導入のために実行できる操作のリストが表に表示されます。[アドレス]列にある仮想インフラストラクチャ管理サーバーのアドレスまたは名前をクリックして、可能な操作のリストを展開または折りたたむことができます。

必要に応じて、以前に指定した Integration Server を仮想インフラストラクチャ管理サーバーに接続するための設定を変更または削除できます。

Integration Server を仮想インフラストラクチャ管理サーバーに接続するための設定を変更するには:

  1. アドレス]列で仮想インフラストラクチャ管理サーバーのアドレスまたは名前をクリックして、選択した仮想インフラストラクチャ管理サーバーで可能な操作のリストを展開します。
  2. 仮想インフラストラクチャ管理サーバーの種別に応じて、[VMware vCenter Server 接続設定の変更]または[VMware Cloud Director 接続設定の変更]を選択します。[仮想インフラストラクチャへの接続]ウィンドウが表示されます。
  3. Integration Server と仮想インフラストラクチャ管理サーバーとの接続を設定する手順の説明に従って、新しい接続設定を入力し、接続する機能を確認します(前の手順の項目 4 〜 6 を参照)。

Integration Server と仮想インフラストラクチャ管理サーバーとの接続の設定を削除するには:

  1. アドレス]列で仮想インフラストラクチャ管理サーバーのアドレスまたは名前をクリックして、選択した仮想インフラストラクチャ管理サーバーで可能な操作のリストを展開します。
  2. 仮想インフラストラクチャ管理サーバーの種別に応じて、[VMware vCenter Server をリストから削除]または[VMware Cloud Director をリストから削除]を選択します。
  3. 表示されたウィンドウで、削除を確認します。

    VMware vCenter Server をリストから削除することができるのは、VMware NSX Manager に Kaspersky Security サービスが登録されていない場合のみです。

Integration Server と 1 つ以上の VMware vCenter Server との接続を設定したら、VMware 仮想インフラストラクチャに保護を導入できます。

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