Kaspersky CyberTrace は、テナントを管理できるマルチテナントアーキテクチャをサポートしています。テナントは、クライアント固有の一連の設定パラメータです。テナントは、マネージドセキュリティサービスプロバイダーが、単一の Kaspersky CyberTrace インスタンス内で顧客を区別する場合に特に役立ちます。
この機能は、ライセンスレベルによって課せられる制限により無効になる場合があります。
既定では、Kaspersky CyberTrace は、全体的な設定を提供する General テナントを使用します。Kaspersky CyberTrace Web の[Settings]→[Tenants]ページで、テナントを作成または編集できます。このページにアクセスするには、System management モードに切り替える必要があります。このモードにアクセスできるのは、管理者ロールを持つユーザーのみです。
[Tenants]ページで、Kaspersky CyberTrace で使用されるテナントに関する情報を表示し、次の操作を実行できます:
その他の設定で、テナントと連携させる SIEM システムを選択する必要があります。Kaspersky CyberTrace は、SIEM ごとに複数の事前設定を使用します。これには、イベントを解析するための設定や、イベント形式の設定(検知アラートやサービスアラート用)などがあります。
次の SIEM システムがサポートされています:
テナントの追加
テナントを追加するには:
[Add tenant]ウィンドウが開きます。
テナント名の長さは 1 ~ 64 文字にする必要があります。アルファベット、数字、特殊文字(" '、. @ # $ % & * № / \)、またはスペース文字を含めることができます。
General テナントのテナント名を変更することはできません。
テナントの説明は 0 ~ 2048 文字にする必要があります。アルファベット、数字、特殊文字(" '、. @ # $ % & * № / \)、スペース文字、改行を含めることができます。
Kaspersky CyberTrace でサポートされている SIEM システム、またはカスタムの SIEM システム(サポートされていない SIEM)を選択できます。
この SIEM システムは、Kaspersky CyberTrace にイベントを送信するためのテナントで使用されます。
選択した SIEM システムに応じて、Kaspersky CyberTrace は、この SIEM システムとの連携に使用される正規表現、検知アラート形式、およびサービスアラート形式のセットを指定します。
EPS 値がしきい値に近づくと、Web インターフェイスに警告が表示され、警告アラートが生成されます。テナント内で制限を超えると、制限を超えた分のトラフィックがこのテナントでドロップされ、警告も表示され、警告アラートが生成されます。テナントの EPS が制限されていないと、他のテナント(存在する場合)に影響を及ぼす可能性があります。
テナントのリストに新しいテナントが表示されます。
テナントの編集
テナントの作成後に、テナントの設定を編集できます(作成時に定義しなかった設定も含む)。
テナントを編集するには:
編集するテナントに隣接する[Go to the settings]をクリックし、必要なメニュー項目を選択します:
表示される Data management モードの[Settings]→[General]ページで、テナントの全般設定を編集することができます。
表示される Data management モードの[Settings]→[Feeds]ページで、テナントがアクセスできるフィードを編集できます。
表示される[Data management]モードの[Settings]→[Event sources]ページで、テナントがアクセスできるイベントソースを編集できます。
表示される[Data management]モードの[Settings]→[Service alerts]ページで、テナントのステータスを別のソフトウェア(SIEM システムなど)に通知するサービスアラートの設定を編集できます。
表示される Data management モードの[Settings]→[Detections]ページで、詳細な分析と調査のために検知アラートを保存する設定を編集できます。
テナントを削除する
General テナントは削除できません。
テナントを削除するには:
削除されたテナントは、テナントのリストから表示されなくなります。
統計情報のリセット
この動作により、このテナントに関連するすべての検知統計情報のダッシュボードの内容が消去されます。
この操作は、Kaspersky CyberTrace と SIEM システムとの連携に成功した後に実行することを推奨します。これは、ダッシュボードには、検証テスト中に生成された検知アラートは表示されず、実際の検知アラート(存在する場合)のみが含まれることを意味します。
テナントの統計情報をリセットするには:
テナントの統計情報がリセットされます。
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