インジケーターを含むテーブルでインジケーターを検索


Indicators]ページで、データベース内に存在するインジケーターを検索できます。このページにアクセスするには、Data management モードに切り替える必要があります。

インジケーターを検索するには:

  1. 検索ボックスで、検索する文字列を指定します。文字列には、このセクションの後半で説明する構文を使用します。

    検索値の長さは、Unicode で 1~1024 文字である必要があります。

  2. 検索を開始するには、[Search]をクリックします。

Indicators]ページに、指定された文字列に一致するインジケーターのリストが表示されます。この検索を保存して、将来使用することができます。

検索構文

インジケーターデータベースを検索するために指定する文字列は、特定の構文に準拠している必要があります。検索文字列の例は次の通りです:

ioc_value: 192.0.2* OR (ioc_type: md5 AND ioc_updated_date:=01.01.2020)

検索文字列では、次の属性名を使用できます:

属性名

説明

ioc_type

インジケーターのタイプ。

ioc_value

インジケーターの値。

ioc_created_date

リクエストしたインジケーターがデータベースに追加された日時。

ioc_updated_date

インジケーターが最後に更新された日時。

ioc_comment

インジケーターに関するコメント。

ioc_summary

InternalTI 脅威インジケーターからのインジケーターに関するサマリ情報。

ioc_first_detected_date

検知アラートを最初に受信した日時。

ioc_last_detected_date

検知アラートを最後に受信した日時。

username

インジケーターを InternalTI 脅威インジケーター / FalsePositive 脅威インジケーターに追加したユーザーの名前。

ioc_supplier_can_match

マッチングプロセスでインジケーターを使用できることを示すフラグ。

このフラグが使用されるインジケーターは、脅威インジケーターの更新時または保持時間の期限切れ時に削除される必要があるが、InternalTI 脅威インジケーターに属しているか、このようなインジケーターが検知プロセスに含まれていたために削除されなかったインジケーターです。

このパラメータの値として true または false を使用してください。

ioc_supplier_last_updated_date

脅威インジケーターからのインジケーターに関する情報が最後に更新された日時。

ioc_supplier_send_match_event

SIEM システムに検知アラートを送信するためのフラグ。

supplier_name

インジケーターの脅威インジケーターの名前。

Kaspersky CyberTrace では、次のタイプの脅威インジケーターがサポートされています:

  • ダウンロードしたフィードファイル

    このタイプの脅威インジケーターの場合、supplier_name 属性の値は、kl_feed_util.conf に指定したフィードファイルの名前です。

  • REST API リクエスト

    このタイプの脅威インジケーターの場合、supplier_name 属性の値は、REST API を介して追加した脅威インジケーターの名前です。

  • Web ユーザーインターフェイス(InternalTI または FalsePositive 脅威インジケーター)

    このタイプの脅威インジケーターの場合、supplier_name 属性の値は、インジケーター(InternalTI または FalsePositive)を追加するリストによって異なります。

    Kaspersky CyberTrace Web の[Indicators]ページを介して新しいインジケーターを追加する場合、この値は InternalTI です。

Feeds]タブの[False positives]ウィンドウを介して誤検知リストにインジケーターを追加する場合、またはインジケーターを誤検知としてマークする場合、この値は FalsePositive です。

supplier_confidence

脅威インジケーターの信頼性のレベル。

supplier_vendor_name

脅威インジケーターのベンダーの名前。

ioc_supplier_context

インジケーターに関連する背景情報。

この属性には、ネストされた属性を含めることができます。ネストされた属性をすべて検索するためのルールについて、次に説明します。

検索リクエストには次の構文を使用します:

次のリクエストは、いずれかのインジケーター属性に部分文字列 at, ca, kr, ru, ir が含まれるインジケーターをすべて表示します:

"at, ca, kr, ru, ir"

次のリクエストは、89 または 91 と等しい supplier_confidence 属性値を持つインジケーターをすべて表示します:

supplier_confidence:(89 OR 91)

次のリクエストは、部分文字列 123321 を含む ioc_value 属性値を持つインジケーターをすべて表示します:

ioc_value:"123321"

次のリクエストは、2012-01-01 ~ 2012-12-31 の間(開始と終了の境界を含む)に、データベースに追加されたインジケーターをすべて表示します:

ioc_created_date:[2012-01-01 TO 2012-12-31]

次のリクエストは、信頼性のレベルが 10 ~ 50 の範囲(境界を含む)であるインジケーターをすべて表示します:

supplier_confidence:{10 TO 50}

次のリクエストは、threat_score コンテキストフィールドの値が 75 より大きいインジケーターをすべて表示します:

ioc_supplier_context.threat_score:[75 TO *]

次のリクエストは、ファイル / 脅威コンテキスト属性に部分文字列 HEUR:Exploit.SWF.Generic が含まれるインジケーターをすべて表示します:

ioc_supplier_context.files.threat:"HEUR:Exploit.SWF.Generic"

次のリクエストは、いずれかのネストレベルに HEUR 値が含まれているコンテキスト属性を持つインジケーターをすべて表示します:

ioc_supplier_context.\\*:HEUR

関連項目:

インジケーターの検索

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