Kaspersky Security Center Web コンソールでは、次のいずれかの方法でインストールパッケージを作成できます:
仮想環境を保護するために Kaspersky Endpoint Security を Light Agent モードで使用する場合は、作成したインストールパッケージのプロパティの設定タブでアプリケーションの初期設定を実行する必要があります。インストールパッケージに含まれている設定情報ファイルを使用して、アプリケーションの初期設定を実行することもできます。
インストールパッケージを作成するためのアーカイブを準備します:
グラフィカルユーザーインターフェイスをインストールしない場合は、これらのファイルをフォルダに追加しないことで、インストールパッケージをより小さくできます。
Kaspersky Endpoint Security を Light Agent モードで使用して仮想環境を保護する場合、グラフィカルユーザーインターフェイスはサポートされません。
グラフィカルインターフェイスをインストールしない場合は、作成したインストールパッケージのプロパティまたは autoinstall.ini 設定情報ファイルで該当する設定(USE_GUI=No
)を編集して無効にします。設定しない場合、インストールが失敗します。
作成したインストールパッケージをさまざまな OS やパッケージマネージャーで使用する場合は、必要なすべての種類の OS とパッケージマネージャーのファイルをディレクトリに配置します。
UPDATE_EXECUTE=No
) で関連設定を設定できます。Autoinstall.ini ファイルは、アーカイブ kesl.zip を解凍したフォルダーにあります。Kaspersky Endpoint Security を Light Agent モードで使用して仮想環境を保護する場合は、設定情報ファイル autoinstall.ini で KSVLA_MODE=Yes
に設定する必要があります。
autoinstall.ini ファイルの設定値では大文字と小文字が区別されます。
後で作成したインストールパッケージのプロパティの設定タブで、アプリケーションの初期設定を実行することもできます。
Kaspersky Endpoint Security のインストールパッケージを Kaspersky Security Center Web コンソールで作成します:
管理サーバーで使用可能なインストールパッケージのリストが開きます。
インストールパッケージの作成ウィザードが開始されます。ウィザードの指示に従います。
Kaspersky Security Center Cloud コンソールでは、ファイルからインストールパッケージを作成することはできません。
インストールパッケージが作成され、インストールパッケージのリストに追加されます。インストールパッケージを使用すると、企業ネットワークのデバイスに本製品をインストールしたり、製品のバージョンをアップデートしたりできます。
Kaspersky Security Center Web コンソールの 14.2 以前のバージョンでは、Kaspersky Endpoint Security インストールパッケージのプロパティでの初期構成設定の提供には対応していません。設定情報ファイル autoinstall.ini を使用して設定を編集してください。
インストールパッケージの設定
セクション |
説明 |
---|---|
ロケールを指定します。 |
本製品の操作中に使用されるロケールを指定するには、このチェックボックスをオンにします。表示されたフィールドに、RFC 3066 形式でロケールを入力します。 この設定が指定されていない場合、既定のロケールが使用されます。 |
アプリケーションのアクティベーション |
インストール中にアプリケーションをアクティベートする場合は、このチェックボックスをオンにします。表示されたフィールドにアクティベーションコードを入力します。 インストール後に製品をアクティベートすることもできます。 この設定は、アプリケーションが標準モードで使用される場合にのみ適用されます。 |
アップデート元を選択します。 |
定義データベースと機能のアップデート元を選択します:
この設定は、アプリケーションが標準モードで使用される場合にのみ適用されます。 |
インストール後にデータベースアップデートタスクを実行する |
本製品をインストール後に定義データベースと機能のアップデートタスクを実行する場合は、このチェックボックスをオンにします。 この設定は、アプリケーションが標準モードで使用される場合にのみ適用されます。 |
指定したプロキシサーバー設定を使用する |
インターネットアクセスにプロキシサーバーを使用する場合は、このチェックボックスをオンにします。表示されたフィールドに、次のいずれかの形式でプロキシサーバーのアドレスを入力します。
HTTPS 経由のプロキシサーバーへの接続には対応していません。
この設定は、アプリケーションが標準モードで使用される場合にのみ適用されます。 |
カーネルソースコードをインストールする |
カーネルモジュールのコンパイルを自動的に開始するには、このチェックボックスをオンにします。 |
グラフィカルユーザーインターフェースを使用します |
アプリケーションのグラフィカルユーザーインターフェイスをインストールする場合は、このチェックボックスをオンにします(グラフィカルインターフェイスをインストールするためのファイルは、インストールパッケージに含まれています)。 この設定は、アプリケーションが標準モードで使用される場合にのみ適用されます。 |
admin ロールでユーザーを指定 |
管理者(admin)ロールを割り当てるユーザーを指定するには、チェックボックスをオンにします。表示されたフィールドにユーザー名を入力します。 |
自動的に SELinux を設定 |
Kaspersky Endpoint Security と連動するように SELinux を自動的に設定する場合は、チェックボックスをオンにします。 |
権限付きグループからユーザーを削除する |
アプリケーションをインストールする前に、「kesladmin」および「keslaudit」の特権グループからユーザーを削除するには、このチェックボックスをオンにします。 チェックボックスがオンになっていて、「nogroup」のグループが存在しない場合は、インストールが失敗し、特権グループからユーザーを手動で削除するように要求します。 |
アプリケーションをインストール後初めて起動する際に、保護機能とスキャンタスクを無効にする |
インストール後に保護コンポーネントとスキャンタスクを無効にしてアプリケーションを起動するには、このチェックボックスをオンにします。 保護コンポーネントを無効にしたインストールは、たとえば、製品の動作における問題を再現し、トレースファイルを作成するのに便利です。 必要なコンポーネントとタスクを有効にすると、アプリケーションの再起動後も、有効にしたコンポーネントとタスクは引き続き動作します。 |
アプリケーションを Light Agent モードで使用する |
アプリケーションを Light Agent モード(Kaspersky Security for Virtualization Light Agentの一部として)で使用して仮想環境を保護する場合は、チェックボックスをオンにします。 このチェックボックスをオフにすると、アプリケーションは標準モードで使用することになります。 |
VDI 保護モードを有効にする |
VDI 保護モードを有効にするには、このチェックボックスをオンにします。本製品を一時的な仮想マシンの作成に使用する仮想マシンテンプレートにインストールする場合は、こちらを推奨します。 この設定は、本製品が Light Agent モードで使用されている場合にのみ適用されます。 |
保護対象仮想マシンをサーバーとして使用 |
アプリケーションをインストールする仮想マシンが仮想インフラストラクチャ内でサーバーとして使用されている場合は、このチェックボックスをオンにします。 この設定は、本製品が Light Agent モードで使用されている場合にのみ適用されます。 |