Kaspersky Endpoint Security 12.5 for Windows の新機能と改良点は次の通りです:
テレメトリの除外リストを設定するオプションが追加されました。テレメトリとは、保護対象コンピューター上で発生したイベントのリストです。テレメトリデータは、組織の IT インフラストラクチャを監視および保護するために、Kaspersky Anti Targeted Attack Platform (EDR) で使用されます。テレメトリの除外リストを設定すると、コンピューターのパフォーマンスを向上し、テレメトリサーバーへのデータ転送を最適化することができます。
Kaspersky Endpoint Security コンポーネントのルールで、Active Directory のユーザーだけでなく、Kaspersky Security Center のユーザーリストのユーザーも選択できるようになりました。また、ローカルユーザーアカウントデータを手入力することもできます。この機能は、次のコンポーネントのルールに追加されました:アプリケーションコントロール、デバイスコントロール、ウェブコントロール、アダプティブアノマリーコントロール、および Windows イベントログ監視。
ネットワーク攻撃検知レポートに、攻撃元コンピューターの MAC アドレスの列が追加されました(ネットワーク脅威対策コンポーネント)。これで、IP アドレスに加え、攻撃元のコンピューターの MAC アドレスもレポートに表示されるようになりました。これは、インシデントの調査に役立ちます。Kaspersky Security Center Linux コンソールのバージョン 15.1 以降では、攻撃元コンピューターの MAC アドレスを含むレポートも使用できます。
このバージョンの Kaspersky Endpoint Security for Windows の開発にあたり、プライベートパッチ pf9640、pf9830、pf9831、pf10047、pf10351、pf12102、pf12105、pf13084、pf13089、pf14040、pf14047、pf15026、pf15028、pf16013 に含まれる変更を組み込みました。
12.4 のアップデート
Kaspersky Endpoint Security 12.4 for Windows の新機能と改良点は次の通りです:
コンピューターにポリシーが適用されている場合、ローカルのアップデートタスクのアップデート元の順序が異なります。最初のアップデート元として、カスペルスキーのサーバーではなく、Kaspersky Security Center サーバーが既定で使用されるようになりました。これにより、ユーザーがローカルでアップデートタスクを実行する際のトラフィックを節約することができます。
12.1 のアップデート
Kaspersky Endpoint Security 12.1 for Windows の新機能と改良点は次の通りです:
Kaspersky Endpoint Security 12.0 for Windows の新機能と改良点は次の通りです:
サーバーの Kaspersky Endpoint Security の操作が改善されました。Kaspersky Security for Windows Server から Kaspersky Endpoint Security for Windows に移行して、ワークステーションおよびサーバーを保護する単一のソリューションを使用できるようになりました。製品設定を移行するには、ポリシーとタスクの一括変換ウィザードを実行します。KSWS のライセンスは KES のアクティベートに使用できます。KES への移行後、サーバーを再起動する必要はありません。KES への移行について詳しくは、移行ガイドを参照してください。
サーバー向けの Windows イベントログ監視が追加されました。Windows イベントログ監視は Windows イベントログの分析結果に基づいて保護対象環境の整合性を監視します。通常と異なるふるまいを検知した場合、本製品は管理者にこのふるまいがサイバー攻撃の可能性を示す可能性があると通知します。
Kaspersky Endpoint Security 11.9.0 for Windows の新機能と改良点は次の通りです:
Kaspersky Disk Encryption を使用した場合、認証エージェントのサービスアカウントを作成することができるようになりました。サービスアカウントは、ユーザーがパスワードを忘れたときなどにコンピューターへのアクセス権を取得するために必要です。このサービスアカウントは予備のアカウントとして使用することもできます。
Kaspersky Endpoint Agent 配布パッケージは製品の配信キットに含まれなくなりました。Kaspersky Endpoint Security の組み込みエージェントを使用して Detection and Response ソリューションをサポートできます。必要に応じて、Kaspersky Endpoint Agent 配布パッケージは Kaspersky Anti Targeted Attack Platform の配信キットからダウンロードできます。
暗号化が開始されると、Kaspersky Disk Encryption技術向けのドライバーが自動的に Windows 回復環境(WinRE)に追加されるようになりました。以前のバージョンの Kaspersky Endpoint Security では、本製品のインストール時にドライバーが追加されていました。WinRE へのドライバーの追加により、Kaspersky Disk Encryption 技術で保護されたコンピューターのオペレーティングシステムの回復時に、アプリケーションの動作がより安定します。
ユーザーは特定のコンピューターにローカルの信頼ゾーンを作成することができるようになりました。これにより、ユーザーはポリシー内の信頼ゾーンの全体的なリストに加えて自分のローカルの除外リストと信頼するアプリケーションのリストを作成することができます。管理者はローカルの除外リストまたはローカルの信頼するアプリケーションの使用を許可またはブロックできます。管理者は Kaspersky Security Center を使用してコンピューターのプロパティ内のリストの項目を表示、追加、変数または削除することができます。
新規 Windows ユーザーに対して自動で認証エージェントアカウントを作成できるようになりました。エージェントを使用して、ユーザーがKaspersky Disk Encryption 技術を使用して暗号化されたドライブにアクセスするための認証を完了し、オペレーティングシステムを読み込むことができます。本製品はコンピューター上の Windows ユーザーアカウントに関する情報を確認します。認証エージェントアカウントを持たない Windows ユーザーアカウントを検知すると、Kaspersky Endpoint Security は暗号化ドライブにアクセスするための新規アカウントを作成します。そのため、すでに暗号化されたドライブを持つコンピューター用に認証エージェントを手動で追加する必要はありません。
ユーザーのコンピューター上の製品インターフェイスでディスクの暗号化プロセスを確認できるようになりました(Kaspersky Disk Encryption および BitLocker)。暗号化モニターツールは製品のメインウィンドウから実行できます。
Kaspersky Endpoint Security for Windows 11.7.0 の新機能と改良点は次の通りです:
有害 USB 攻撃ブロックのため、キーボード認証試行回数の最大数を設定できるようになりました。認証コードの入力の失敗が指定した回数に到達すると、USB デバイスは一時的にロックされます。
ファイアウォール機能が改善されました:
ファイアウォールのパケットルールの IP アドレスの範囲を設定できるようになりました。アドレスの範囲は IPv4 または Ipv6 形式で入力できます。たとえば、「192.168.1.1-192.168.1.100」または「12:34::2-12:34::99」のように入力します。
ファイアウォールのパケットルールに IP アドレスの代わりに DNS 名を入力できるようになりました。LAN コンピューターまたは内部サービスに対しては DNS 名のみを使用してください。Microsoft Azure のようなクラウドサービスやその他のインターネットリソースとの連携については、Web コントロール機能で処理してください。
ウェブコントロールルールの検索が改善されました。Web リソースのアクセスルールを検索する際、ルール名に加えて Web サイトの URL、ユーザー名、コンテンツカテゴリ、データ種別を使用できるようになりました。
Windows 10 Enterprise マルチセッションに本製品がインストールされた場合、サーバープラットフォームの制限事項は解消されます。Kaspersky Endpoint Security は Windows 10 Enterprise のマルチセッションを、サーバーオペレーティングシステムではなくワークステーションのオペレーティングシステムとして認識するようになりました。それに応じて、サーバープラットフォームの制限事項は Windows 10 Enterprise のマルチセッションにインストールされた本製品には適用されなくなりました。また、サーバー用のライセンスではなく、ワークステーション用のライセンスがアクティベーションに使用されます。