Kaspersky Security Center は、様々なタスクを作成して実行することにより、デバイス上にインストールされたアプリケーションを管理します。アプリケーションのインストール、起動、停止、ファイルのスキャン、定義データベースやソフトウェアモジュールのアップデート、アプリケーションでのその他のタスクを実行するには、タスクが必要です。
タスクは、次の種別に分類されます:
アプリケーションのタスクを作成できるのは、そのアプリケーション用の管理プラグインが管理コンピューターにインストールされている場合に限られます。
以下のいずれかの方法で、タスクを作成するデバイスのリスト(最大 1000 台)を作成することができます:
デバイスのリストをファイルからインポートするか、または手動で作成し、デバイスが名前によって識別される場合、リストに含まれるのは、接続時またはデバイスの検索中にその情報が管理サーバーのデータベースに既に入力されているデバイスのみです。
アプリケーションごとに、任意の数のグループタスク、特定のデバイスに対するタスク、ローカルタスクを作成できます。
ネットワークエージェントと管理サーバーの接続時に、デバイスにインストールされているアプリケーションと Kaspersky Security Center のデータベースの間で、タスクに関する情報が交換されます。
タスクの設定に変更を加え、タスクの進行状況を表示し、タスクをコピー、エクスポート、インポート、および削除できます。
タスクは、そのタスクを作成した対象のアプリケーションが実行中である場合のみ、デバイス上で開始されます。アプリケーションが実行されていない場合は、実行中のすべてのタスクが取り消されます。
タスクの実行結果は、管理サーバー上の Microsoft Windows と Kaspersky Security Center のイベントログに一元的に保存されます。また、各デバイスのローカルにも保存されます。
タスクの設定には個人データを使用しないでください。たとえば、ドメイン管理者パスワードを指定することは避けてください。
マルチテナントをサポートするアプリケーションのタスク管理の詳細
マルチテナントをサポートするアプリケーションのグループタスクは、管理サーバーとクライアントデバイスの階層構造に応じてアプリケーションに適用されます。タスクの作成元となる仮想管理サーバーは、アプリケーションがインストールされているクライアントデバイスと同じ管理グループまたは下位の管理グループに存在する必要があります。
タスクの実行結果に相当するイベントで、サービスプロバイダーの管理者は、タスクが実行されたデバイスの情報を確認できます。これに対して、テナント管理者には、[マルチテナントノード]が表示されます。