シナリオ:仮想管理サーバーがある場合の手動での移行

オンプレミスで実行されている Kaspersky Security Center Web コンソールから Kaspersky Security Center Cloud コンソールに手動で移行できます。

必須条件

移行する前に、オンプレミスで実行されている管理サーバーをバージョン 12 以降にアップグレードし、Kaspersky Security Center Cloud コンソールでサポートされるバージョンに管理対象アプリケーションをアップグレードするなど、いくつかの処理を実行する必要があります。

移行のシナリオ

このシナリオは段階的に進行します:

  1. 各仮想管理サーバーに管理グループを作成

    Kaspersky Security Center Cloud コンソールで、各仮想管理サーバーに対応する管理グループを作成します。

  2. ネットワークエージェントのスタンドアロンインストールパッケージの作成

    ネットワークエージェントのスタンドアロンインストールパッケージを作成します。作成時に、前のステップで作成した管理グループを指定します。したがって、各管理グループに個別のスタンドアロンインストールパッケージを作成する必要があります。

    このステップは Kaspersky Security Center Cloud コンソールで実行します。

  3. スタンドアロンインストールパッケージのダウンロード

    前のステップで作成したスタンドアロンインストールパッケージをダウンロードします。このステップは Kaspersky Security Center Cloud コンソールで実行します。

  4. 各スタンドアロンインストールパッケージのアーカイブの作成

    使用可能なアーカイブ種別は ZIP、CAB、TAR、または TAR.GZ です。

  5. ネットワークエージェントのカスタムインストールパッケージの作成

    ネットワークエージェントのカスタムインストールパッケージを作成します。作成時に、前のステップで作成したアーカイブを使用します。

    このステップは、オンプレミスで実行されている Kaspersky Security Center で実行します。

  6. リモートインストールタスクの作成

    作成したカスタムインストールパッケージからネットワークエージェントをインストールするリモートインストールタスクを作成します。

    タスクの作成時に、対応する管理グループを指定します。

    このステップは、オンプレミスで実行されている Kaspersky Security Center で実行します。

  7. 作成したリモートインストールタスクの実行

    ネットワークエージェントがアップデートされます。Kaspersky Security Center Cloud コンソール管理サーバーがそれらの管理を引き継ぎます。

    すべてのデバイスが Kaspersky Security Center Cloud コンソールに移行され、ネットワークエージェントのスタンドアロンインストールパッケージの作成時に指定した管理グループに配置されます。

  8. 仮想管理サーバーで管理されているデバイスを移動(任意のステップ)

    仮想管理サーバーで顧客を管理する場合は、仮想管理サーバーで管理されている管理グループからデバイスを移動します。

  9. ポリシー、タスク、レポートを作成

    必要に応じて、ポリシータスクレポートを作成します。

結果

移行の完了後に、移行が成功したことを確認できます:

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