Microsoft SQL Server データベースに保存されている管理サーバーデータの PostgreSQL または Postgres Pro への移行は、Kaspersky Security Center Windows バージョン 14.2 以降から Kaspersky Security Center Linux バージョン 15.3 以降への移行でサポートされています。
PostgreSQL または Postgres Pro への移行をサポートするには、Kaspersky Security Center Windows 管理サーバーのパッチをインストールする必要があります。次のパッチのいずれかを使用します:
Kaspersky Security Center 14.2 Windows の場合:14.2.0.26967-pf5
Kaspersky Security Center 15.1 Windows の場合:15.1.0.20748-pf2
Kaspersky Security Center Windows および Kaspersky Security Center Linux の DBMS として MySQL または MariaDB を使用する場合、lower_case_table_names パラメータは現在の DBMS と新しい DBMS で一致する必要があります。
データのバックアップを作成する前に、lower_case_table_names パラメータを確認してください。次に、Kaspersky Security Center Linux に MySQL または MariaDB をインストールする時に、このパラメータを Windows で指定した値と同じ値に設定する必要があります。
実行するステップ
管理サーバーのデータバックアップを使用した移行は段階的に進行します:
管理サーバーにログインできる管理者の内部ユーザーアカウントがあることを確認します
管理者アカウントは、Kaspersky Security Center Linux 管理サーバーにログインするために使用されます。このアカウントを持たず、ローカル Windows アカウントまたはドメインアカウントでのみログインしている場合は、バックアップを復元した後に Kaspersky Security Center Linux 管理サーバーにログインできなくなります。Kaspersky Security Center Linux 管理サーバーは、ローカル Windows アカウントを使用したログインをサポートしていません。ドメインアカウントでログインすることは可能ですが、管理サーバーの追加設定が必要になる場合があります。
Kaspersky Security Center Windows 管理サーバーにログインした際に管理者の内部ユーザーアカウントが存在せず、ローカル Windows アカウントまたはドメインアカウントを使用した場合は、次のように kladduser ユーティリティを使用して管理者アカウントを作成します: