Kaspersky Secure Mail Gateway の定義データベースのアップデート

アンチウイルス、アンチスパム、アンチフィッシングの各モジュールのデータベース(以降、「定義データベース」とも表記)は、スキャンされたオブジェクトから悪意のあるコードを検知するために使用されるレコードが記録されたファイルです。これらのレコードには、悪意のあるコードの制御セクションおよびそのような脅威を含むオブジェクトを駆除するためのアルゴリズムに関する情報が含まれます。

カスペルスキーのマルウェアアナリストは毎日、数百件の新しい脅威を検知しており、脅威を識別するためのレコードを作成してこれを定義データベースのアップデートパッケージ(「アップデートパッケージ」とも表記)に追加しています。アップデートパッケージには、前回のアップデートパッケージのリリース以降に検知された脅威を識別するためのレコードを含んだファイルが 1 つ以上含まれています。保護対象のメールサーバーの感染リスクをできる限り抑えるために、定義データベースのアップデートパッケージを定期的にダウンロードしてください。

ライセンスが有効であれば、定義データベースのアップデートパッケージをスケジュールに基づいて自動的に受け取るか、カスペルスキーの Web サイトからアップデートパッケージを手動でダウンロードしてインストールすることができます。

アップデート元について

Kaspersky Secure Mail Gateway は、インストール時に、カスペルスキーのアップデートサーバーの 1 つから最新の定義データベースをダウンロードします。インストール後は複数のアップデート元を使用できます。

主要なアップデート元は、カスペルスキーのアップデートサーバーです。カスペルスキーのアップデートサーバーは、カスペルスキーのすべての製品の定義データベースおよびアプリケーションモジュールのアップデートを含む特別な Web サイトです。プロキシサーバーを経由してインターネットに接続する場合、プロキシサーバー接続設定を指定する必要があります。

インターネットトラフィックの量を減らすために、定義データベースをカスタムアップデート元からアップデートするように設定することもできます。HTTP/FTP サーバーやユーザーのコンピューターのローカルフォルダーをカスタムアップデート元として使用することができます。

定義データベースのステータスの監視

Kaspersky Secure Mail Gateway は、カスペルスキーのアップデートサーバー上の新しいアップデートパッケージを定期的かつ自動的に確認します。前回のアップデート日時に応じて、定義データベースのステータスは以下の表のようになります。

定義データベースのステータス

スキャンモジュール

最新

旧版

未アップデート

アンチウイルス

24 時間以内

24 時間 ~ 7 日

7 日超

アンチスパム

5 時間以内

5 ~ 24 時間

24 時間超

アンチフィッシング

48 時間以内

48 ~ 72 時間

72 時間超

定義データベースの現在のステータスは、[ライセンス管理]ペインと、[設定]→[外部サービス]→[定義データベースのアップデート]→[アップデートのステータス]セクションにある各クラスタノードのデータベース情報の表に表示されます。

このセクションの内容

定義データベースのアップデートスケジュールと設定

定義データベースの手動アップデート

定義データベースのステータスの監視

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