Light Agent と SVM の接続

Kaspersky Security ソリューションが機能するには、Light Agent と Protection Server の間の継続的な対話が必要です。Protection Server に接続されていない場合、Light Agent はスキャンのためにファイルのフラグメントを Protection Server に転送できず、スキャンは実行されません。スキャンタスクの実行中に Light Agent から保護サーバー への接続が 5 分以上失われると、スキャンタスクは停止してエラーを返します。

Protection Server と対話するために、Light Agent はこの Protection Server がインストールされている SVM への接続を確立し、維持します。

Light Agent は、Light Agent のバージョンと互換性のあるバージョンの 保護サーバーがインストールされた SVM にのみ接続できます。Light Agent モードで使用される Kaspersky Endpoint Security for Linux 12.0 は、バージョン 6.0 の SVM に接続できます。

SVM に接続するには、Light Agent は接続できる SVM に関する情報を受け取る必要があります。Light Agent は、SVM 選択アルゴリズムに基づいて、接続に最適である使用可能な SVM を選択します。

SVM の選択に使用するアルゴリズムに依存せず、次のパラメータも考慮されます:

Light Agent で使用可能な機能の一部は、Light Agent が接続している SVM でのソリューションのアクティベーションに使用したライセンス種別に応じて異なるということにご注意ください。Enterprise ライセンスで使用可能な機能は、Light Agent が Enterprise ライセンスのソリューションを使用して SVM に接続されている場合にのみ、Light Agent で使用できます。Light Agent を現在の SVM から切断し、別のタイプのライセンスを持つ SVM に接続すると、Light Agent で使用できる機能の範囲が変更されます。Light Agent が異なるライセンス種別を持つ SVM 間を切り替えることを防ぐために、接続タグまたは接続に使用可能な SVM のリストを使用できます。

Kaspersky Endpoint Security for Linux コマンド kesl-control --svm-info を使用して、保護された仮想マシン上の SVM への Light Agent for Linux の接続ステータスに関する情報を取得できます。Kaspersky Endpoint Security for Linux コマンドの詳細については、Kaspersky Endpoint Security for Linux のヘルプを参照してください。

Light Agent と SVM の接続の切断と復元に関する情報は、Kaspersky Security Center にイベントとして保存できます。

Light Agent がインストールされている SVM および仮想マシンでは、実行中のゲスト OS で取得された仮想マシンのスナップショット(ライブスナップショット)を使用することは推奨されません。このようなスナップショットから復元すると、Light Agent と SVM の間の接続が失われ、仮想インフラストラクチャのパフォーマンスが低下します。Light Agent 設定で「通知のみ」モードが有効になっている場合にのみ、実行中のゲスト OS で作成された仮想マシンのスナップショットを使用できます。詳細については、 Kaspersky Endpoint Security for Linux のヘルプを参照してください。

このセクションの内容:

SVM の検出の概要

SVM 選択アルゴリズムの概要

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