Light Agent では、次のいずれかの SVM 選択アルゴリズムを使用して接続できます:
このアルゴリズムが適用される場合、仮想マシンにインストールして実行した後、Light Agent は、Light Agent に対してローカルとなる接続先の SVM を選択します。
Light Agent に関係する SVM の場所は、仮想インフラストラクチャの種別に応じて決定されます:
HypervisorSpecificSettings:Openstack
]セクションの[StandardAlgorithmSvmLocality
]パラメータを使用して、Light Agent に関連する SVM の場所を決定する方法を指定できます。
[StandardAlgorithmSvmLocality
]パラメータが取り得る値は、次のとおりです:
ServerGroup
- この値を選択すると、SVM は Light Agent からローカルであると判断されます(Light Agent がインストールされた仮想マシンと同一のサーバーグループに配置されている場合)。既定ではこの値が使用されます。Project
- この値を選択すると、SVM は Light Agent からローカルであると判断されます(Light Agent がインストールされた仮想マシンと同一の OpenStack プロジェクトに配置されている場合)。AvailabilityZone
– この値を選択すると、SVM は Light Agent からローカルであると判断されます(Light Agent がインストールされた仮想マシンと同一のアベイラビリティゾーンに配置されている場合)。接続するローカル SVM がない場合、Light Agent は、仮想インフラストラクチャ内の SVM パスに関係なく、Light Agent 接続数が最も少ない SVM を選択します。
SVM 上の Protection Server に対して大規模インフラストラクチャ保護モードが有効になっている場合、アプリケーションは SVM が Light Agent に対してローカルであるかどうかを判断しません。この場合、高度な SVM 選択アルゴリズムを使用し、SVM 検出方法として Integration Server を選択することを推奨します。
このアルゴリズムを適用すると、Light Agent ポリシーで Light Agent に対する SVM の局所性を決定する方法を指定できます。接続する SVM を選択する時に、Light Agent が仮想インフラストラクチャ内の SVM の場所を考慮する必要があるかどうかも指定できます。
Microsoft Hyper-V、Citrix Hypervisor、VMware vSphere、KVM、Proxmox VE、Skala-R、HUAWEI FusionSphere、Nutanix Acropolis、ALT Virtualization Server、または Astra Linux プラットフォームで実行されている仮想インフラストラクチャでは、次のいずれかの場合に、Light Agent に対して SVM がローカルであると判断されます:
OpenStack Platform、VK Cloud プラットフォームまたは TIONIX Cloud Platform の仮想インフラストラクチャでは、次のいずれかの場合、SVM は Light Agent によりローカルであると判断されます:
SVM パスの種別を選択し、Light Agent に関連する SVM の場所を決定する時にその配置種別が考慮されるようにすることができます。Light Agent は、ローカルの SVM にのみ接続が可能です。
たとえば、ハイパーバイザーのクラスタを SVM パスの種別として指定した場合、このハイパーバイザーのクラスタに導入された SVM はすべて Light Agent によりローカルであると判断され、Light Agent はこの SVM にのみ接続可能となります。Light Agent が動作している同じクラスタに接続できる SVM がない場合、Light Agent は SVM に接続しません。
また、接続する SVM の選択時に、Light Agents が仮想インフラストラクチャ内の SVM パスを考慮しないように指定することもできます。この場合、Light Agent は使用可能な任意の SVM へ接続可能です。
Light Agent が高度な SVM 選択アルゴリズムを使用し、SVM アドレスのリストがSVM 検出方法として選択されており、SVM で大規模インフラストラクチャ保護モードが有効になっている場合、Light Agent をこの SVM に接続できるのは、SVM パスが無視された場合のみです。
SVM の選択時に、Light Agent は SVM に接続されている Light Agent の数を考慮して、接続のために使用できる SVM の中で Light Agent が均等に分散するようにします。
Light Agent が使用する SVM 選択アルゴリズムを指定し、高度な SVM 選択アルゴリズムを使用するための設定を指定できます。
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