コマンドラインを使用した Light Agent のインストールは、管理者権限で開始する必要があります。
インストールを開始する前に、Light Agent for Windows の配布パッケージを解凍する必要があります。
コマンドラインから製品をインストールする際、次のファイルを使用できます:
setup.ini ファイルまたは install.cfg ファイルあるいはその両方を使用する場合、Light Agent for Windows の配布パッケージを解凍したフォルダーにこれらのファイルを配置する必要があります。
仮想マシンへのインストールを開始する前に、同時実行が許可されている場合に Light Agent との競合の原因となるアプリケーションがないか、仮想マシンを調べ、そのようなアプリケーションは削除されます。そのようなアプリケーションを自動的に削除できない場合、インストールはエラーとなって終了します。競合するソフトウェアのリストは、Kaspersky Security の配布キットに含まれる incompatible.txt ファイルで確認できます。
対話モードでコマンドラインから Light Agent for Windows アンインストールするには:
setup.exe
msiexec /i <
MSI 形式のインストールパッケージの名前
>
setup.exe ファイルと MSI 形式のインストールパッケージが、Light Agent for Windows の配布パッケージに含まれています。
サイレントモードで(インストールウィザードを起動せずに)コマンドラインから Light Agent for Windows をインストールするには:
次のいずれかのコマンドを選択します:
setup.exe /s /pEulaAndPrivacyPolicy=1 /pALLOWREBOOT=1|0
msiexec /i <
MSI 形式のインストールパッケージの名前
> EulaAndPrivacyPolicy=1 ALLOWREBOOT=1|0 /qn
各パラメータの説明:
EulaAndPrivacyPolicy=1
は、ユーザーとカスペルスキーとの間で締結する使用許諾契約書の条項、およびデータの処理と送信について記述したプライバシーポリシーに同意することを意味します。このパラメータを 1
に設定することで、次のことを確認できます:使用許諾契約書とプライバシーポリシーは、製品の配布キットに含まれています。製品をインストールするには、使用許諾契約書とプライバシーポリシーの条件に同意する必要があります。
ALLOWREBOOT=1|0
は、インストール後に必要な場合、仮想マシンの自動再起動を許可またはブロックすることを意味します。このパラメータの指定は任意です。ALLOWREBOOT
パラメータの値をコマンドで指定しない場合、既定では、本製品のインストール後に仮想マシンの再起動を許可しないことを意味します。仮想マシンの自動再起動はサイレントモードの場合(/qn
が指定されている場合)にのみ可能です。
Light Agent for Windows のインストール時にサードパーティのアンチウイルス製品が検出されアンインストールされた場合、仮想マシンの再起動が必要になる場合があります。
コマンドラインから製品をインストールする際、次のパラメータを使用できます:
USEPVMDETECTION=1
- Light Agent を一時仮想マシンテンプレートにインストールする場合。
例:
setup.exe /pUSEPVMDETECTION=1
INSTALLONPVS=1
- Citrix Provisioning(Citrix Provisioning Services)技術を使用する仮想マシンで Light Agent をインストールする場合。
たとえば、Citrix Provisioning(Citrix Provisioning Services)を使用する VDI インフラストラクチャの作成に使用する一時仮想マシンテンプレートに Light Agent をインストールする場合:
setup.exe /pINSTALLONPVS=1 /pUSEPVMDETECTION=1
KLLOGIN=<
ユーザー名
> KLPASSWD=***** KLPASSWDAREA=<
パスワードを要求する操作
>
- 本製品における指定した操作をパスワードで保護した状態で Light Agent をインストールする場合。
例:
setup.exe /pKLLOGIN=<
ユーザー名
> /pKLPASSWD=***** /pKLPASSWDAREA=<
パスワードを要求する操作
>
<
パスワードを要求する操作
>
として、パラメータ KLPASSWDAREA
に対して、次の値を 1 つ以上、(;
)で区切って指定できます:
SET
- アプリケーション設定を編集するためにパスワードを設定する。EXIT
- アプリケーションを終了するためにパスワードを設定する。UNINST
- 仮想マシンからアプリケーションを削除するためにパスワードを設定する。DISPROTECT
- 保護コンポーネントを無効にしたりスキャンタスクを停止したりするためにパスワードを設定する。ENPROTECT
- 保護コンポーネントを有効にするためにパスワードを設定する。DISCTRL
- 管理コンポーネントを無効にするためにパスワードを設定する。ENCTRL
- 管理コンポーネントを有効にするためにパスワードを設定する。DISPOLICY
- Kaspersky Security Center のポリシーを無効にするためにパスワードを設定する。REPORTS
- 製品のレポートを表示するためにパスワードを設定する。ADDLOCAL=AntiAPTFeature
- Kaspersky Endpoint Agent との連携を有効にする場合。Kaspersky Endpoint Agent との連携は既定では無効になっています。