Kaspersky Endpoint Security と KUMA の連携
KUMA を使用するには、次の条件を満たす必要があります:
- Kaspersky Security Center のバージョンが 14.2 以降である。以前のバージョンの Kaspersky Security Center では、KUMA 連携機能をアクティベートすることはできません。
- 本製品がアクティベートされており、ライセンスがこの機能をサポートしている。
- KUMA 連携コンポーネントが有効になっている。
KUMA 連携を設定するには、次の手順を実行します:
- KUMA 連携コンポーネントのインストール
KUMA 連携コンポーネントは、本製品のインストール中またはアップグレード中に選択するか、コンポーネントの変更タスクを使用して選択することができます。
新機能を持つ製品にアップグレードを完了するにはコンピューターを再起動する必要があります。
- KUMA のアクティベーション
Kaspersky Endpoint Security のライセンス(たとえば Kaspersky Endpoint Security for Business Standard)に加えて、Kaspersky Endpoint Security と KUMA の連携(Kaspersky Endpoint Security for Windows KUMA 統合アドオン)用に個別のライセンスが必要です。
本製品を EDR Agent モードでインストールする場合は、Kaspersky Endpoint Security を KUMA と連携させるためのライセンスと、Kaspersky Anti Targeted Attack Platform (KATA) ライセンスまたは Kaspersky Managed Detection and Response (MDR) ライセンスが必要です。KUMA のみに EDR Agent を導入することはできません。
別途 KUMA のライセンスを追加することで機能を使用できるようになります。その結果、Kaspersky Endpoint Security を KUMA と連携させるためのアクティブなキーがコンピューター上にもう 1 つ存在することになります。
スタンドアロンの KUMA 機能のライセンス認証は、Kaspersky Endpoint Security のライセンス認証と同じです。
KUMA がライセンスでサポートされており、本製品のローカルインターフェイスで稼働していることを確認してください。
- KUMA への接続
Kaspersky Endpoint Security アプリケーションを搭載したコンピューターを KUMA ソリューションに接続するには:
- Kaspersky Endpoint Security ポリシーに KUMA サーバーのアドレスを追加し、接続のネットワーク設定を指定します。
- KUMA コンソールで、種別が TCP または UDP のコネクターを持つコレクターを追加し、接続の基本的なネットワーク設定を指定します。コレクターの管理について詳しくは、Kaspersky Unified Monitoring and Analysis Platform のヘルプを参照してください。
Kaspersky Endpoint Security と KUMA サーバーの間に信頼済みの接続を確立できます。信頼する接続を設定するには、TLS 証明書を使用してください。TLS 証明書は KUMA Core サーバーで取得できます(種別が TCP のコネクターの設定については、Kaspersky Unified Monitoring and Analysis Platform のヘルプを参照してください)。それから、TLS 証明書を Kaspersky Endpoint Security に追加してください(以下の手順を参照)。
接続の安全性をより高めるには、追加で KUMA のコンピューターの検証をオンにすることができます(相互認証)。この検証をオンにするには、KUMA および Kaspersky Endpoint Security の設定で相互認証をオンにしておく必要があります。相互認証を使用するには、暗号化コンテナーも必要となります。暗号化コンテナーとは、証明書と秘密鍵が含まれた PFX アーカイブです。外部の認証局で、PKCS#12 コンテナー形式の秘密鍵を含む証明書を生成する必要があります。次に、KUMA コンソールと Kaspersky Endpoint Security に PFX アーカイブを追加する必要があります(種別が TCP のコネクターの設定については、Kaspersky Unified Monitoring and Analysis Platform のヘルプを参照してください)。
管理コンソール(MMC)を使用して Kaspersky Endpoint Security 端末を KUMA に接続する方法
- Kaspersky Security Center の管理コンソールを開きます。
- コンソールツリーで、[ポリシー]を選択します。
- 目的のポリシーを選択し、ダブルクリックしてポリシーのプロパティを表示します。
- ポリシーウィンドウで、[KUMA 連携]を選択します。
- [KUMA 連携]チェックボックスをオンにします。
- KUMA サーバーに接続するためのプロトコル(TCP、UDP)を選択します。
- KUMA サーバーを追加します。追加するには、サーバーアドレス(IPv4、IPv6)とサーバーに接続するポートを指定する必要があります。
Kaspersky Endpoint Security はリストの 1 番目の KUMA サーバーに接続します。接続に失敗した場合、リストの 2 番目の KUMA サーバーに接続します。
- TCP の場合、信頼済みの接続を設定できます。これを行うには、[KUMA サーバーへの接続設定]をクリックします。
- サーバー接続を設定します:
- タイムアウト(秒):KUMA サーバーの応答がタイムアウトするまでの最大値。タイムアウトすると、Kaspersky Endpoint Security は別の KUMA サーバーに接続を試みます。
- サーバー TLS 証明書:KUMA サーバーと信頼済みの接続を確立するための TLS 証明書。
信頼済みの接続を確立するには、KUMA コンソールの TCP コネクター設定で、TLS モード[With verification]を選択する必要があります(種別が TCP のコネクターの設定については、Kaspersky Unified Monitoring and Analysis Platform のヘルプを参照してください)。
- 相互認証を使用する:Kaspersky Endpoint Security と KUMA 間でセキュアな通信を確立する際の相互認証。相互認証を使用するには、KUMA コンソールの TCP コネクター設定で、TLS モード[Custom PFX]を選択する必要があります(種別が TCP のコネクターの設定については、Kaspersky Unified Monitoring and Analysis Platform のヘルプを参照してください)。次に、暗号化コンテナーを取得し、暗号コンテナーを保護するためのパスワードを設定する必要があります。暗号化コンテナーとは、証明書と秘密鍵が含まれた PFX アーカイブです。KUMA を設定した後、Kaspersky Endpoint Security の設定でも相互認証を有効にして、パスワード保護された暗号化コンテナーを読み込む必要があります。
暗号化コンテナーはパスワードで保護されている必要があります。パスワードを空白にして暗号化コンテナーを追加することはできません。
- [OK]をクリックします。
- 必要に応じて、[データ転送設定]ブロックの[最大イベント転送遅延時間(秒)]を設定します。指定された時間が経過すると、Kaspersky Endpoint Security は同じサーバーへの接続を試みます。サーバーが複数ある場合はリスト内の次のサーバーに接続します。既定値は 30 秒です。
- 変更内容を保存します。
Web コンソールを使用して Kaspersky Endpoint Security 端末を KUMA に接続する方法
- Web コンソールのメインウィンドウで、 [デバイス] → [ポリシーとプロファイル]をクリックします。
- Kaspersky Endpoint Security のポリシーの名前をクリックします。
ポリシーのプロパティウィンドウが表示されます。
- [アプリケーション設定]タブを選択します。
- [KUMA 連携]に移動します。
- [KUMA 連携を有効にする]をオンにします。
- KUMA サーバーに接続するためのプロトコル(TCP、UDP)を選択します。
- KUMA サーバーを追加します。追加するには、サーバーアドレス(IPv4、IPv6)とサーバーに接続するポートを指定する必要があります。
Kaspersky Endpoint Security はリストの 1 番目の KUMA サーバーに接続します。接続に失敗した場合、リストの 2 番目の KUMA サーバーに接続します。
- TCP の場合、信頼済みの接続を設定できます。これを行うには、[KUMA サーバーへの接続設定]をクリックします。
- サーバー接続を設定します:
- タイムアウト(秒):KUMA サーバーの応答がタイムアウトするまでの最大値。タイムアウトすると、Kaspersky Endpoint Security は別の KUMA サーバーに接続を試みます。
- サーバー TLS 証明書:KUMA サーバーと信頼済みの接続を確立するための TLS 証明書。
信頼済みの接続を確立するには、KUMA コンソールの TCP コネクター設定で、TLS モード[With verification]を選択する必要があります(種別が TCP のコネクターの設定については、Kaspersky Unified Monitoring and Analysis Platform のヘルプを参照してください)。
- 相互認証を使用する:Kaspersky Endpoint Security と KUMA 間でセキュアな通信を確立する際の相互認証。相互認証を使用するには、KUMA コンソールの TCP コネクター設定で、TLS モード[Custom PFX]を選択する必要があります(種別が TCP のコネクターの設定については、Kaspersky Unified Monitoring and Analysis Platform のヘルプを参照してください)。次に、暗号化コンテナーを取得し、暗号コンテナーを保護するためのパスワードを設定する必要があります。暗号化コンテナーとは、証明書と秘密鍵が含まれた PFX アーカイブです。KUMA を設定した後、Kaspersky Endpoint Security の設定でも相互認証を有効にして、パスワード保護された暗号化コンテナーを読み込む必要があります。
暗号化コンテナーはパスワードで保護されている必要があります。パスワードを空白にして暗号化コンテナーを追加することはできません。
- [OK]をクリックします。
- 必要に応じて、[データ転送設定]ブロックの[最大イベント転送遅延時間(秒)]を設定します。指定された時間が経過すると、Kaspersky Endpoint Security は同じサーバーへの接続を試みます。サーバーが複数ある場合はリスト内の次のサーバーに接続します。既定値は 30 秒です。
- 変更内容を保存します。
KUMA 連携が正しく設定されているかどうかは、KUMA コンソールで確認できます(詳しくは Kaspersky Unified Monitoring and Analysis Platform のヘルプを参照)。コンポーネントの動作状態は、Kaspersky Security Center コンソールの製品機能の状態レポートで表示できます。また、コンポーネントの動作状態を Kaspersky Endpoint Security のローカルインターフェイス内のレポートで表示して確認することもできます。[KUMA連携]は Kaspersky Endpoint Security のコンポーネントのリストに追加されます。
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