バックアップの目的は、処理前に KSMG が保存するメッセージを保管することです。KSMG サーバーのセキュリティを確保するために、バックアップ内のメッセージへのアクセス権限は制限されています。
設定で[元のメッセージをバックアップに移動する]チェックボックスがオンになっているルールがメッセージに適用される場合、指定された処理に関係なく元のメッセージがバックアップに保存されます。メッセージは、添付ファイルとともにバックアップに配置されます。
特権ユーザーモードでは、適切な権限があれば、グローバルのバックアップに保存されたすべてのメッセージに関する情報が表示されます。
個人ユーザーモードでは、現在のユーザーのメッセージと、現在のユーザーがアクセスできるグループメールボックス内のメッセージに関する情報を含む個人用バックアップが表示されます。グループメールボックスのメッセージは、個人用バックアップの個別のセクションに保存され、その名前はグループメールボックスのメールアドレスに対応します。個人のバックアップには、ユーザーアカウントと同じ Active Directory ドメインに属するグループメールボックスからのメッセージのみが表示されます。
関連する権限が付与されていれば、本製品の特権ユーザーはグローバルのバックアップ内のメッセージに対して次の処理を実行できます:
既定では、バックアップスペースの最大容量は 7 GB です。バックアップのサイズが既定のしきい値を超えると、最も古いメッセージから順にバックアップから削除されます。バックアップのサイズがしきい値を超えない値に戻ると、バックアップからのメッセージの削除は停止されます。