Kaspersky Managed Detection and Response との連携

Kaspersky Managed Detection and Response は、テレメトリと高度な機械学習テクノロジーを使用して、インフラストラクチャ内のセキュリティインシデントを自動的に検知し、分析するソリューションです。インシデントに関する情報はカスペルスキーのエキスパートに送信され、エキスパートはインシデントを自ら処理するか、解決方法に関する推奨事項を提供します。

Kaspersky Managed Detection and Response との対話時に、Kaspersky Endpoint Security では次の機能を実行できます:

Kaspersky Endpoint Security と Kaspersky Managed Detection and Response ソリューションの連携は、本製品の Managed Detection and Response (MDR) コンポーネントによって容易になります。

Kaspersky Managed Detection and Response 機能を使用するには、次のいずれかの方法で MDR コンポーネントをアクティベートする必要があります:

Kaspersky Security Network インフラストラクチャが企業 LAN 内に導入されている場合(Kaspersky Private Security Network インフラストラクチャソリューションを使用)、または root テナント以外のテナントを使用している場合は、Kaspersky Managed Detection and Response と連携するために、KPSN 設定情報ファイルを Kaspersky Security Center 管理サーバーにアップロードする必要があります。このファイルには必要なテレメトリ設定が含まれています。pkcs7 拡張子を持つ KPSN 設定情報ファイルは、MDR 設定情報ファイルの ZIP 圧縮ファイルにあります。詳細については、Kaspersky Managed Detection and Response のヘルプを参照してください。

KPSN 設定情報ファイルを Web コンソールまたは管理コンソールにアップロードできます。

Kaspersky Managed Detection and Response との連携には、次の手順が含まれます:

  1. Kaspersky Endpoint Security の必須コンポーネントの有効化

    Kaspersky Endpoint Security の次のコンポーネントが有効になっていて、機能していることを確認します。

    これらのコンポーネントが無効になっている場合、Kaspersky Managed Detection and Response ではデバイスは赤色のステータスになります。

    また、ウェブ脅威対策ネットワーク脅威対策も有効にすることを推奨します。これらのコンポーネントが無効になっている場合、Kaspersky Managed Detection and Response ではデバイスは黄色のステータスになります。

    デバイスのステータスの詳細については、Kaspersky Managed Detection and Response のヘルプを参照してください。

  2. 拡張モードでの Kaspersky Security Network の使用の有効化。

    Kaspersky Security Network が無効になっているか標準モードで使用されている場合、Kaspersky Managed Detection and Response 機能は使用できません。Kaspersky Security Network の使用は、Web コンソール管理コンソール、またはコマンドラインで設定できます。

  3. MDR コンポーネントのアクティベーション

    ライセンスに基づいて MDR コンポーネントを使用する場合は、次のいずれかの条件が満たされていることを確認してください:

    MDR BLOB ファイルを使用して MDR コンポーネントをアクティベートする場合は、Web コンソール管理コンソール、またはコマンドラインで BLOB ファイルをアップロードする必要があります。

  4. KPSN 設定情報ファイルのアップロード

    Kaspersky Private Security Network インフラストラクチャソリューションを使用している場合、または root テナント以外のテナントを使用している場合は、KPSN 設定情報ファイルを Kaspersky Security Center 管理サーバーにアップロードする必要があります。

  5. MDR コンポーネントの有効化

    MDR コンポーネントは、既定で無効になっています。次の操作でコンポーネントを有効または無効にすることができます:

    次の操作で MDR コンポーネントのステータスを確認できます:

このセクションの内容

Kaspersky Managed Detection and Response との連携のための KPSN 設定情報ファイルのアップロード

Web コンソールでの Kaspersky Managed Detection and Response の連携の設定

管理コンソールでの Kaspersky Managed Detection and Response の連携の設定

コマンドラインで Kaspersky Managed Detection and Response の連携の設定

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