Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server は、マルウェアとスパムに対して受信メールと送信メールを保護し、メッセージのコンテンツフィルタリングを実行して、Kaspersky Anti Targeted Attack プラットフォーム(以降「KATA」とも表記)と統合する場合に、企業の IT インフラストラクチャでの標的型攻撃の侵入からメールを保護します。
Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server:
受信メールメッセージと送信メールメッセージでスパム、フィッシング、およびマルウェアをスキャンし、KATA と統合される場合は、企業の IT インフラストラクチャへの標的型攻撃の兆候がないかメッセージをスキャンします。
特定の個人または組織を標的とする攻撃。できるだけ多くのコンピューターに感染するように設計されたコンピューターウイルスによる一斉攻撃と異なり、標的型攻撃は特定の組織のネットワーク、さらには企業の IT インフラストラクチャ内にある特定のサーバーに感染することを目的としています。各標的型攻撃を実行するために、専用のトロイの木馬プログラムが作成されることがあります。
ユーザーの機密情報へ不正にアクセスすることを目的とした、インターネット詐欺の種別。
未承諾の一斉送信メール。多くの場合、広告を含みます。
定義データベースにまだ追加されていない新しい脅威に迅速に対応するために、Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server の保護コンポーネントは Kaspersky Security Network からの情報を活用します。
企業 IT インフラストラクチャに対する高度な標的型攻撃。ネットワークへ侵入、潜伏し、妨害されることなく機密情報へアクセスすることを目的として、様々な方法が同時に使用されます。
ソフトウェアのゼロデイ脆弱性を悪用することで、企業の IT インフラストラクチャを標的とする攻撃。これらのソフトウェアの脆弱性は、ソフトウェア開発元が修正プログラムを公開する前にハッカーに発見され、悪用されます。
企業の IT インフラストラクチャの保護と脅威の迅速な検知のために設計されたソリューション。脅威には、ゼロデイ攻撃、標的型攻撃、持続的標的型攻撃(以後「APT 攻撃」とも表記)として知られる複雑な標的型攻撃などがあります。
KATA との統合の後で、Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server はスキャンのためにメッセージのコピーを KATA に送信します。KATA のスキャン結果に基づいて、Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server は個々のメッセージをブロックします。
フィッシングや悪意のある Web サイトへのリンクを検知してブロックし、メッセージを削除して、メッセージのコピーをバックアップに配置します。
添付ファイルの名前、サイズ、および種別に基づいてメッセージのコンテンツフィルタリングを実行し(Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server は拡張子に関係なく、添付ファイルの実際の形式と種別を判断できます)、特定の形式または特定の名前を持つ添付ファイルを含むメッセージ、または許容されるサイズよりも大きなメッセージを削除して、メッセージのコピーをバックアップに配置します。
企業の IT インフラストラクチャへの標的型攻撃と侵入の兆候が含まれるメッセージを検知してブロックし(KATA と統合されている場合)、メッセージを削除して、メッセージのコピーをバックアップに配置します。
米国領土では、貿易制限に従い、Kaspersky Security 8 for Linux Mail Server アップデート(ウイルス対策シグネチャアップデートとコードベースのアップデートを含む)と Kaspersky Security Network 機能は、2024 年 9 月 10 日東部夏時間(EDT)午前 12 時以降は使用できなくなります。