Kaspersky Security for Virtualization 6.0 Agentless

システム要件

Kaspersky Security Center コンポーネントの要件

組織のローカルネットワークで Kaspersky Security が動作するには、次のいずれかのバージョンの Kaspersky Security Center がインストールされている必要があります:

  • Kaspersky Security Center 13.1
  • Kaspersky Security Center 12
  • Kaspersky Security Center 11

    Kaspersky Security Center 11 / 12 / 13.1 を使用している場合、Kaspersky Security は、VMware vCloud Director によって管理される仮想インフラストラクチャ(マルチテナンシーモード使用)または 1 台以上の VMware vCenter Server によって管理される仮想インフラストラクチャ(マルチテナンシーモード不使用)を保護できます。

  • Kaspersky Security Center 10 Service Pack 3:

    Kaspersky Security Center 10 Service Pack 3 を使用している場合、Kaspersky Security は 1 台以上の VMware vCenter Server によって管理される仮想インフラストラクチャ(マルチテナンシーモード不使用)を保護できます。

Kaspersky Security をマルチテナントモードで使用する場合は、Kaspersky Security Center 11 / 12 / 13.1 をインストールする必要があります。

本製品が機能するには、次の Kaspersky Security Center コンポーネントが必要です:

  • 管理サーバー
  • 管理コンソール
  • ネットワークエージェント:このコンポーネントは、Kaspersky Security SVM イメージに含まれています。

Kaspersky Security Center のインストール手順については、Kaspersky Security Center のヘルプを参照してください。

Kaspersky Security Center がインストールされているオペレーティングシステムには、Integration Server との互換性が必要です。

Integration Server コンポーネントのソフトウェア要件

Integration Server のインストールと動作をサポートするには、コンピューターが次のオペレーティングシステムの 1 つを搭載している必要があります:

  • Windows Server 2019
  • Windows Server 2016
  • Windows Server 2012 R2 Datacenter / Standard / Essentials

Integration Server、Integration Server コンソール、Kaspersky Security 管理プラグインのインストールには、Microsoft .NET Framework 4.6.1 プラットフォームが必要です。

ファイル脅威対策のソフトウェア要件

ファイル脅威対策が正常に動作するには、仮想インフラストラクチャが以下のソフトウェア要件を満たしている必要があります:

  • オプション 1:
    • VMware ESXi 6.7 ハイパーバイザー Update 3、VMware ESXi 6.5 ハイパーバイザー Update 3a、VMware ESXi 6.0 ハイパーバイザー Update 3a
    • VMware vCenter Server 6.7 Update 3、VMware vCenter Server 6.5 Update 3、VMware vCenter Server 6.0 Update 3j
    • VMware NSX for vSphere 6.4.6
  • オプション 2:
    • VMware ESXi 6.5 ハイパーバイザー Update 3a、VMware ESXi 6.0 ハイパーバイザー Update 3a
    • VMware vCenter Server 6.5 Update 3、VMware vCenter Server 6.0 Update 3j
    • VMware NSX for vSphere 6.3.7

ファイル脅威対策は、以下のゲストオペレーティングシステムがインストールされた仮想マシンを保護します:

  • デスクトップ向け Windows オペレーティングシステム:
    • Windows 10
    • Windows 8.1
    • Windows 8
    • Windows 7 Service Pack 1
  • サーバー向け Windows オペレーティングシステム:
    • Windows Server 2019
    • Windows Server 2016
    • Windows Server 2012 R2(ReFS(Resilient File System)サポートなし)
    • Windows Server 2012(ReFS(Resilient File System)サポートなし)
    • Windows Server 2008 R2 Service Pack 1

    Windows オペレーティングシステムで動作する保護対象仮想マシンでは、次のいずれかのファイルシステムを使用している必要があります:FAT、FAT32、NTFS、ISO9660、UDF、CIFS

  • サーバー向け Linux オペレーティングシステム:
    • Ubuntu Server 14.04 LTS(64 ビット)
    • Red Hat Enterprise Linux Server 7 GA(64 ビット)
    • SUSE Linux Enterprise Server 12 GA(64 ビット)
    • CentOS 7(64 ビット)

    Linux オペレーティングシステムで動作する保護対象仮想マシンでは、次のいずれかのファイルシステムを使用している必要があります:

    • ローカルファイルシステム:EXT2、EXT3、EXT4、XFS、BTRFS、VFAT、ISO9660
    • ネットワークファイルシステム:NFS、CIFS

仮想マシン上のファイルの脅威から仮想マシンを保護するには、Guest Introspection ドライバ(NSX ファイル自己検証ドライバ)をインストールする必要があります。

これを行うには、Windows オペレーティングシステムを実行している仮想マシンに VMware Tools キットバージョン 11.0.1 をインストールする必要があります。VMware Tools パッケージをインストールする場合、パッケージに含まれている NSX ファイル自己検証ドライバコンポーネントをインストールする必要があります。NSX ファイル自己検証ドライバコンポーネントは既定ではインストールされません。

Linux オペレーティングシステムを実行している仮想マシンに NSX ファイル自己検証ドライバコンポーネントをインストールするための特別なパッケージが提供されています。

VMware コンポーネントのインストールおよび更新については、VMware の製品ガイドを参照してください。

ネットワーク脅威対策のソフトウェア要件

ネットワーク脅威対策が正常に動作するためには、VMware 仮想インフラストラクチャが次のソフトウェア要件を満たしている必要があります:

  • オプション 1:
    • VMware ESXi 6.7 ハイパーバイザー Update 3、VMware ESXi 6.5 ハイパーバイザー Update 3a、VMware ESXi 6.0 ハイパーバイザー Update 3a
    • VMware vCenter Server 6.7 Update 3、VMware vCenter Server 6.5 Update 3、VMware vCenter Server 6.0 Update 3j
    • VMware NSX for vSphere 6.4.6
  • オプション 2:
    • VMware ESXi 6.5 ハイパーバイザー Update 3a、VMware ESXi 6.0 ハイパーバイザー Update 3a
    • VMware vCenter Server 6.5 Update 3、VMware vCenter Server 6.0 Update 3j
    • VMware NSX for vSphere 6.3.7

ネットワーク脅威対策で保護される仮想マシンのゲストオペレーティングシステムの要件は、ファイル脅威対策の要件の記載内容と同一です。

ネットワークの脅威から仮想マシンを保護するには、VMware Tools キットバージョン 11.0.1 または open-vm-tools をインストールする必要があります。

ネットワーク脅威対策の動作には有効な NSX for vSphere Advanced ライセンスまたは NSX for vSphere Enterprise ライセンスが必要です。

ネットワーク脅威対策は、E1000 または VMXNET3 ネットワークアダプターを使用する仮想マシンのみを保護します。

マルチテナンシーモードで動作するためのソフトウェア要件

製品がマルチテナンシーモードで動作するには、VMware vCloud Director 9.7.0.3 for Service Providers コンポーネントを仮想インフラストラクチャにインストールする必要があります。

ハードウェア要件

製品の配布キットには、ファイル脅威対策がインストールされた複数の SVM イメージと、ネットワーク脅威対策がインストールされた複数 SVM イメージが含まれています。これらの SVM イメージを使用して、必要な設定がなされた SVM を導入できます。

ファイル脅威対策がインストールされている SVM では、選択した設定に応じて次のシステムリソースの要件を満たす必要があります:

構成

プロセッサ数

割り当てメモリサイズ

使用可能なディスク容量

2 CPU、2 GB のメモリ

2

2

42

2 CPU、4 GB のメモリ

2

4

44

2 CPU、8 GB のメモリ

2

8

48

4 CPU、4 GB のメモリ

4

4

44

4 CPU、8 GB のメモリ

4

8

48

ネットワーク脅威対策がインストールされている SVM では、選択した設定に応じて次のシステムリソースの要件を満たす必要があります:

構成

プロセッサ数

割り当てメモリサイズ

使用可能なディスク容量

2 CPU、1 GB のメモリ

2

1

26

4 CPU、2 GB のメモリ

4

2

27

8 CPU、4 GB のメモリ

8

4

29

Integration Server のインストールと動作をサポートするには、コンピューターは次の最小ハードウェア要件を満たしている必要があります:

  • 3 GB の使用可能なディスク容量
  • 使用可能なメモリ:
    • Integration Server コンソールの動作用 - 50 MB。
    • 30 台未満のハイパーバイザーと 2,000 〜 2,500 台の保護対象仮想マシンを提供する Integration Server の操作用 - 300 MB。メモリのサイズは VMware 仮想インフラストラクチャの規模に応じて変わることがあります。

Kaspersky Security Center のハードウェア要件については、Kaspersky Security Center のヘルプを参照してください。

VMware 仮想インフラストラクチャのハードウェア要件については、VMware 製品のガイドを参照してください。

Windows オペレーティングシステムのハードウェア要件については、Windows の製品ガイドを参照してください。