Kaspersky Security for Virtualization 6.0 Agentless

新機能

Kaspersky Security for Virtualization 6.0 Agentless の新機能には以下があります:

  • 製品の新しい操作モード - マルチテナンシーモード。VMware vCloud Director で管理されるインフラストラクチャでは、Kaspersky Security を使用して、vCloud Director の組織に対応する仮想データセンターなどの分離された仮想インフラストラクチャを保護できます。マルチテナンシーモードでは、アンチウイルス保護のプロバイダーのインフラストラクチャにインストールされた製品の 1 つのインスタンスにより、クラウドインフラストラクチャの複数のテナント(テナント組織または 1 つの組織の部門)が独自の仮想インフラストラクチャの保護を個別に管理できます。

    Kaspersky Security Center の仮想管理サーバーは、テナントの保護を管理するために使用されます。プロバイダーの管理者は、テナントごとに個別の仮想管理サーバーを作成し、テナントの管理者にアクセスできるようにします。テナントの管理者は、仮想管理サーバーとテナント用管理プラグインを使用して、仮想インフラストラクチャのファイル脅威対策を管理できます。プロバイダーは、ネットワーク保護の管理、定義データベースのアップデート、製品のアクティベーション、およびバックアップに配置されたファイルコピーの管理を処理します。

  • ネットワーク脅威対策の機能が拡張されました:
    • URL をスキャンする場合、Kaspersky Security は、グローバル KSN から受信した Web リソースの評判に関する情報を使用できます。
    • URL のスキャンは、広告の URL のカテゴリに属しているかどうか、または仮想マシンやユーザーデータに損害を与える目的で使用される可能性がある正規のアプリケーションの配布に関係する URL のカテゴリに属しているかどうかをチェックします。この URL のスキャンはいつでも実行できます。
    • ネットワーク脅威対策コンポーネントを使用した各 SVM の操作の結果として、ブロック対象のネットワーク脅威の発生源のリストを表示できます。このリストでは、選択した IP アドレスが自動的にブロック解除されるのを待たずに、選択した IP アドレスからのトラフィックのブロックを解除できます。
  • 仮想マシンのスキャンと保護機能が拡張されました:
    • スキャンおよび保護からの除外リストに追加された環境変数をサポートします。スキャンタスクとポリシーでは、Windows 環境変数を使用して、スキャン範囲または保護範囲から除外されるオブジェクトへのパスを設定できるようになりました。
    • スキャンタスクでは、停止中の仮想マシンまたは仮想マシンテンプレートで感染ファイルを検知したときに Kaspersky Security が実行する処理を選択できるようになりました。動作中の仮想マシンで脅威が検知された場合と停止中の仮想マシンで脅威が検知された場合で、それぞれ実行する処理を個別に設定できます。
  • ポリシーでは、保護対象インフラストラクチャのオブジェクトにファイル保護設定を割り当てる新しい方法を提供します(1 台の VMware vCenter Server によって管理される仮想インフラストラクチャの場合のみ)。プロテクションプロファイルを NSX プロファイル設定にマッピングすることにより、ファイル保護設定を割り当てることができます。
  • 現在、ネットワークデータ保管領域を使用して、SVM のバックアップに移動されたファイルのバックアップコピーを保存する機能があります。SVM を削除またはアップデートするときにファイルのバックアップコピーが削除されないようにするために、SVM のネットワークデータ保管領域の使用を設定できます。ネットワークデータ保管領域の使用が有効になっている場合、ファイルのバックアップコピーは SVM およびネットワークデータ保管領域に保存されます。
  • 整合性チェックツールを使用して、製品コンポーネントの整合性をチェックできるようになりました。