Kaspersky Endpoint Security for Windows 11.0.0

メール脅威対策の概要

メール脅威対策は受信メールと送信メールをスキャンし、ウイルスなどの脅威がないか確認します。また、メールアンチウイルスは Kaspersky Endpoint Security と同時に起動して、コンピューターのメモリに常駐し、POP3、SMTP、IMAP、MAPI、NNTP プロトコルで送受信されるメッセージをすべてスキャンします。メールに脅威が検知されなければ、メールを閲覧または処理できます。

メール内で脅威を検知した場合、メール脅威対策は次の処理を行います:

  1. メールに「感染」ステータスを割り当てます。

    このステータスは、次の場合にメールに割り当てられます:

    • メールのスキャンによって、Kaspersky Endpoint Security の定義データベースに含まれている既知のウイルスのコードが見つかった場合
    • メールにウイルスなどのマルウェアに典型的なコード、または既知のウイルスを改変したコードが含まれている可能性がある場合
  2. メールで検知されたオブジェクトの種別が特定されます(トロイの木馬など)。
  3. メールをブロックします。
  4. 検知されたオブジェクトについての通知を表示します(通知が設定されている場合)。
  5. メール脅威対策の設定で指定されている処理を実行します。

このコンポーネントは、コンピューターにインストールされているメールクライアントと連携します。Microsoft Office Outlook メールクライアントに組み込むことができる機能拡張を使用して、メールのスキャン設定を調整できます。メール脅威対策の機能拡張は、Kaspersky Endpoint Security のインストール中に Microsoft Office Outlook メールクライアントに組み込まれます。