Kaspersky Endpoint Security for Windows 11.0.0

修復エンジンの概要

修復エンジンを使ってマルウェアがオペレーティングシステム内で行った動作をロールバックできます。

マルウェアがオペレーティングシステム内で行った動作をロールバックするとき、次の種別のマルウェアの動作に対して処理を実行します:

  • ファイルの動作

    Kaspersky Endpoint Security は、悪意のあるプログラムによって作成され、ネットワークメディア以外のすべての場所にある実行ファイルを削除します。

    マルウェアが侵入したプログラムによって作成された実行ファイルを削除します。

    変更された、または削除されたファイルは復元しません。

  • レジストリの動作

    Kaspersky Endpoint Security はマルウェアによって作成されたパーティションとレジストリキーを削除します。

    Kaspersky Endpoint Security は修正または削除されたパーティションおよびレジストリキーを復元しません。

  • システムの動作

    Kaspersky Endpoint Security は悪意のあるプログラムによって開始されたプロセスを終了します。

    悪意のあるプログラムが侵入したプロセスを終了します。

    悪意のあるプログラムによって停止されたプロセスは再開しません。

  • ネットワークの動作

    悪意のあるプログラムのネットワーク動作をブロックします。

    悪意のあるプログラムが侵入したプロセスのネットワーク動作をブロックします。

マルウェアの動作のロールバックは、ファイル脅威対策から開始するか、ウイルススキャン中に開始できます。

マルウェアの動作をロールバックすると、厳密に定義されたデータセットに影響を与えます。ロールバックは、オペレーティングシステムやコンピューターデータの整合性に悪影響を与えません。