Kaspersky Endpoint Security for Windows 11.0.0

Kaspersky Security Network への参加の概要

コンピューターをより効果的に保護するために、Kaspersky Endpoint Security は世界中のユーザーから取得されたデータを使用しています。Kaspersky Security Network は、そのようなデータを収集するように設計されています。

Kaspersky Security Network(KSN)はクラウドサービスの基盤であり、ファイル、Web リソース、ソフトウェアのレピュテーションに関する情報を含むカスペルスキーのオンラインナレッジベースへのアクセスを提供します。Kaspersky Security Network のデータを使用することにより、新しい脅威に対する Kaspersky Endpoint Security の対応が迅速化され、一部の保護コンポーネントの効果が高まり、誤検知の可能性が低減されます。

インフラストラクチャの場所に応じて、グローバル KSN サービス(インフラストラクチャがカスペルスキーのサーバーによってホストされている)とプライベート KSN サービスがあります。

プライベート KSN を使用するには、ライセンスを変更した場合、新しいライセンスの詳細をサービスプロバイダーに提出します。そうしないと、プライベート KSN とのデータ交換ができません。

KSN に参加するユーザーのおかげで、カスペルスキーは脅威の種類とソースに関する情報を迅速に取得し、このような脅威を無効にするためのソリューションを開発し、本製品のコンポーネントによる誤検知数を最小限に抑えることができます。

拡張 KSN モードを使用する場合、本製品は、動作結果の統計情報を自動的に KSN に送信します。カスペルスキーに分析用に送信されるファイルには、コンピューターやデータに損害を与える目的で犯罪者に悪用される可能性があるファイル(またはファイルの一部)が含まれる場合があります。

KSN に参加している間に生成されたカスペルスキーの統計情報の送信や、そのような情報の保存と破棄について詳しくは、KSN 声明およびカスペルスキーの Web サイトを参照してください。Kaspersky Security Network 声明のテキストが含まれたファイル ksn_<言語 ID>.txt は製品配布キットに含まれています。

KSN サーバーの負荷を低減するため、カスペルスキーは Kaspersky Security Network に対するリクエストを一時的に無効にしたり、部分的に制限したりする定義データベースを公開することがあります。この場合、KSN への接続ステータスは「制限付きで有効」になります。

Kaspersky Security Center 管理サーバーによって管理されるクライアントコンピューターは、KSN プロキシサービス経由で KSN と連携できます。

KSN プロキシサービスは次の機能を提供します:

  • クライアントコンピューターはインターネットに直接アクセスしなくても、KSN にクエリを実行し、情報を送信できます。
  • KSN プロキシは処理データをキャッシュすることにより、外部ネットワーク接続への負荷を軽減し、クライアントコンピューターによって要求される情報の受信を高速化します。

KSN プロキシサービスの詳細については、Kaspersky Security Center のヘルプを参照してください。

KSN プロキシサービスは、Kaspersky Security Centerポリシーのプロパティで設定できます。

Kaspersky Security Network の使用は任意です。本製品の初期設定中に、KSN を使用するかどうか尋ねられます。KSN への参加はいつでも開始または中止できます。