Kaspersky Endpoint Security for Windows 11.0.0

TRACES:トレース

システムトレースを有効化または無効化します。既定では、トレースは無効です。

コマンド構文

TRACES on|off [<トレースレベル>] [<詳細設定>]

トレースレベル

 

<トレースレベル>

トレース記録の詳細度。次の値を設定できます:

  • 100(緊急):深刻なエラーに関するメッセージのみ。
  • 200(高):深刻なエラーを含めたすべてのエラーに関するメッセージ。
  • 300(診断):すべてのエラーに関するメッセージと、一部の警告を含むメッセージ。
  • 400(重要):すべてのエラーに関するメッセージとすべての警告および詳細情報。
  • 500(通常):すべてのエラーに関するメッセージとすべての警告、および正常な動作に関する詳細情報を含むメッセージ(既定値)。
  • 600(低):すべてのメッセージ。

詳細設定

 

all

以下の「dbg」、「file」、「mem」パラメータを使用するように指定してコマンドを実行します。

dbg

「OutputDebugString」機能を使用して、トレースファイルを保存します。「OutputDebugString」は、画面上に表示する文字列を製品のデバッガープログラムに送信します。この機能について詳しくは、MSDN ページを参照してください。

file

トレースファイルを 1 つ保存します(容量の上限なし)。

rot

ローテーションを意味し、指定したファイル容量以内のトレースファイルを、指定した個数を上限に保存します。トレースファイルの数が指定した最大数と同じになり、なおかつ書き込み中のファイルのサイズが指定した最大サイズに達すると、最も古いファイルに上書きして新しいトレースファイルを作成します。

mem

トレースの記録をダンプファイルに保存します。

例:

  • avp.com TRACES on 500
  • avp.com TRACES on 500 dbg
  • avp.com TRACES off
  • avp.com TRACES on 500 dbg mem
  • avp.com TRACES off file

関連項目:

アプリケーションのトレースファイルの作成

パフォーマンスのトレースファイルの作成

トレースファイルの内容と保存場所

ダンプファイルの内容と保存場所

ダンプ書き込みの有効化と無効化

ダンプファイルとトレースファイルの保護の有効化または無効化