Kaspersky Security for Virtualization 6.1 Agentless

URL のスキャン

Kaspersky Security は、ユーザーまたは保護対象仮想マシンにインストールされたアプリケーションによって HTTP プロトコルでリクエストされた URL をスキャンします。URL をスキャンする時、悪意のある URL とフィッシングサイトの URL のデータベース、およびグローバル KSN から受信した Web リソースの評価に関する情報を使用できます。

URL のスキャンが有効な場合、既定で、悪意のある URL やフィッシングサイトの URL 、または広告の URL かどうかをチェックします。URL をスキャンは、仮想マシンまたはユーザーデータに損害を与える目的で使用される可能性がある、正規のアプリケーションの配布に関係する URL のカテゴリに属しているかどうかをチェックすることもできます。製品で検知する必要がある URL のカテゴリを指定できます。

広告の URL や、仮想マシンまたはユーザーデータに損害を与える目的で使用される可能性がある正規のアプリケーションの配布に関係する URL を検知するには、グローバル KSN を使用する必要があります。グローバル KSN が使用されていない場合、スキャンした URL がこれらの URL カテゴリに属しているかどうかを確認しません。

本製品をマルチテナンシーモードで使用している場合、仮想マシンからリクエストされた URL がスキャンされますが、悪意のある URL とフィッシングサイトの URL のデータベースにのみがチェックに使用されます。

このスキャンを有効にして、選択した 1 つ以上の URL カテゴリに属している URL が検知された場合、該当する URL のブロックやアクセス許可など、製品の設定で定義されている処理が実行されます。

ユーザーがアクセスしようとした URL へのアクセスがブロックされると、保護対象仮想マシンのブラウザーに URL ブロック通知が表示されます。

製品の設定で指定された処理に関係なく、アクセスがブロックされない URL のリストを作成できます。

ネットワークの脅威からの保護の除外ルールに基づいてトラフィックがスキャンから除外されている IP アドレスから要求された URL はスキャンされません。

このセクションの内容:

URL のスキャンの有効化と無効化

URL のスキャンの設定

URL ブロック時の通知の設定