保護ステータス
Kaspersky Security Center で、次のいずれかの方法で仮想インフラストラクチャ保護のステータス情報で確認できます:
- クライアントデバイスごとのステータス(OK、緊急、警告)を使用して確認。Kaspersky Security for Virtualization 6.1 Agentless では、Kaspersky Security Center のクライアントデバイスは SVM です。保護対象仮想マシンには Kaspersky Security Center ネットワークエージェントがインストールされていないため、Kaspersky Security Center の観点からは、保護対象仮想マシンはクライアントデバイスと認識されません。Kaspersky Security の動作または仮想マシンの保護で問題が検知された場合は、仮想マシンを保護している SVM のステータスが変化します。
Kaspersky Security Center のクライアントデバイスのステータスは、次の理由で緊急または警告に変更されます:
- Kaspersky Security Center で定義したルールに基づいてステータスが変更される。たとえば、セキュリティ製品がデバイスにインストールされていない場合、ウイルススキャンが長時間実行されていない場合、定義データベースがアップデートされていない場合、ライセンスの期限が切れている場合にステータスが変わります。ステータス変更の理由とステータス割り当て条件の設定に関する詳細は、Kaspersky Security Center のヘルプを参照してください。
- Kaspersky Security Center が管理対象アプリケーションの Kaspersky Security からデバイスステータスを受信する。
管理対象アプリケーションからデバイスステータスを受信するように、Kaspersky Security Center を設定する必要があります。この機能が有効になっているかを確認するには、[管理対象デバイス]フォルダーのプロパティで、[デバイスの状態]セクションにある[緊急]および[警告]ステータスの条件のリストで[製品によって定義済み]がオンになっていることを確認します。
SVM のステータスは、Kaspersky Security によって、次の理由で緊急または警告に変更されることがあります:
- 製品のアクティベーションが実行されていない、またはライセンスに関する問題が検出された(例:ライセンスが拒否リストに登録されている)。
- SVM が Integration Server に接続されていない、または保護対象の仮想インフラストラクチャに関する情報の受信で問題が発生している。
- KSN の動作で問題や制限が発生している(KSN への接続でエラーが発生した、KSN の使用の一時的な制限が有効になっている、ポリシー内の KSN の設定が Kaspersky Security Center 管理サーバーのプロパティにおける KSN の設定と一致しない)。
- 定義データベースが見つからないか、定義データベースのダウンロード中にエラーが発生した。
- 製品コンポーネントでエラーが検出された(例:ウイルススキャンが実行されていない、ネットワーク攻撃防御でエラーが検出された、疑わしいネットワーク活動が検知された、URL のスキャンが実行されていない)。
- SVM とネットワークデータストレージとの対話で問題が検出されました(ネットワークデータストレージの使用が SVM で設定されている場合)。
クライアントデバイスのステータスの詳細については、Kaspersky Security Center のヘルプを参照してください。クライアントデバイス(SVM)のステータスに関する情報は、Kaspersky Security Center 管理コンソールのデバイスリストと保護ステータスレポートで表示できます。
- 仮想マシンの保護ステータスを使用して確認。仮想マシンの保護ステータスは保護ステータスレポートで表示できます。
保護対象仮想マシンは Kaspersky Security Center でクライアントデバイスと認識されず、クライアントデバイスステータスは割り当てられません。レポートには、仮想マシンを保護している SVM から取得した情報に基づいて Kaspersky Security Center が仮想マシンに割り当てた保護ステータスが表示されます。
仮想マシンの保護ステータスは、次のような情報が SVM から送信されると、緊急または警告に変更されることがあります:
- 仮想マシンのステータスが「保護対象外」である。仮想マシンのステータス(保護対象、保護対象外、停止中)に関する情報は、KSC クラスタによって保護されたインフラストラクチャに含まれる仮想マシンのリストで確認できます。
- 仮想マシンでウイルススキャンが長期間実行されていない。
- 仮想マシンを保護している SVM で定義データベースが長期間アップデートされていない。