Kaspersky Security Center 15.1 Windows

iOS MDM デバイスを管理用グループポリシーについて

iOS MDM デバイスを管理するには、Kaspersky Device Management for iOS 管理プラグインを使用できます。これは Kaspersky Security Center のディストリビューションキットに含まれます。Kaspersky Device Management for iOS では、iPhone 設定ユーティリティを使用せずに、iOS MDM デバイスの設定を指定するためのグループポリシーを作成できます。

iOS MDM デバイスの管理用グループポリシーによって、次の操作を実行できます。

  • デバイスのパスワードのセキュリティ設定
  • デバイスのハードウェア機能の使用を制限し、モバイルアプリのインストールと削除を制限する設定
  • YouTube、iTunes Store、Safari など、事前にインストール済みのモバイルアプリの使用を制限する設定
  • デバイスがある地域ごとにメディアコンテンツ(映画や TV 番組など)の表示を制限する設定
  • プロキシサーバー(グローバル HTTP プロキシ)を使用してインターネットに接続するデバイスの設定
  • ユーザーが企業アプリケーションや企業サービス(シングルサインオン技術)にアクセスできるアカウントの設定
  • モバイルデバイスでのインターネット使用(Web サイトへのアクセス)の監視
  • 異なる認証メカニズムとネットワークプロトコルを使用する無線ネットワーク(Wi-Fi)、アクセスポイント(APN)、および仮想プライベートネットワーク(VPN)の設定
  • 写真、音楽、映像をストリーミングする AirPlay デバイスへの接続の設定
  • デバイスからドキュメントをワイヤレス印刷する AirPrint プリンターへの接続の設定
  • デバイスで会社のメールを使用するためのユーザーアカウントと Microsoft Exchange サーバーを同期させる設定
  • LDAP ディレクトリサービスと同期させるユーザー認証情報の設定
  • ユーザーが会社のカレンダーや連絡先のリストにアクセスできるようになる、CalDAV および CardDAV サービスに接続するためのユーザー認証情報の設定
  • ユーザーのデバイスでのお気に入り Web サイトのフォントやアイコンなど、iOS インターフェイスの設定
  • デバイスでの新しいセキュリティ証明書の追加
  • 認証局からデバイスで証明書を自動的に受領するための SCEP(Simple Certificate Enrollment Protocol)サーバーの設定
  • モバイルアプリを操作するカスタム設定の追加

iOS MDM デバイスを管理するためのポリシーは、iOS MDM サーバー(「モバイルデバイスサーバー」と呼ばれる)を含む管理グループに割り当てられるという点が特徴です。このポリシーで指定されたすべての設定は、最初にモバイルデバイスサーバーに適用され、その後サーバーによって管理されるモバイルデバイスに適用されます。管理グループが階層構造を持つ場合は、セカンダリのモバイルデバイスサーバーがプライマリのモバイルデバイスサーバーからポリシー設定を受け取り、それらをモバイルデバイスに配信します。

Kaspersky Security Center 管理コンソールで iOS MDM デバイスの管理用グループポリシーを使用する方法についての詳細は、Kaspersky Security for Mobile のヘルプを参照してください。

関連項目:

シナリオ:モバイルデバイス管理の導入