Kaspersky Security Center 15.1 Windows

管理サーバーデータのバックアップと復元

データバックアップにより、データを失わずに、管理サーバーをデバイス間で移動できます。バックアップを使用すると、管理サーバーのデータベースを別のデバイスに移動する場合や、Kaspersky Security Center を新しいバージョンにアップグレードする場合にデータを復元できます。また、データバックアップを使用して、Kaspersky Security Kaspersky Security Center Linux の管理下にある Kaspersky Security Center Windows から管理サーバーのデータを移動することもできます(Kaspersky Security Center Linux から Kaspersky Security Center Windows へのデータの移動はサポートされていません)。

インストールされている管理プラグインはバックアップされないこと留意してください。管理サーバーのデータをバックアップコピーから復元した後で、管理対象アプリケーション用のプラグインをダウンロードして再インストールする必要があります。

管理サーバーのデータをバックアップする前に、仮想管理サーバーが管理グループに追加されているかどうかを確認してください。仮想管理サーバーを追加する場合は、バックアップ前にこの仮想管理サーバーに管理者が割り当てられていることを確認してください。バックアップ後は、仮想管理サーバーへの管理者アクセス権を付与できません。管理者アカウントの資格情報が失われると、仮想管理サーバーに新しい管理者を割り当てることができなくなることに注意してください。

次の方法のいずれかを使用して、管理サーバーデータのバックアップコピーを作成できます。

  • 管理コンソールで、データバックアップタスクを作成して実行します。
  • 管理サーバーがインストールされているデバイスで klbackup ユーティリティを実行する。このユーティリティは、Kaspersky Security Center の配布キットに含まれています。管理サーバーをインストールすると、このユーティリティは、アプリケーションのインストール時に指定したインストール先フォルダーのルートに格納されます。

次のデータが管理サーバーのバックアップコピー内に保存されます:

  • 管理サーバーのデータベース(管理サーバーに保存されているポリシー、タスク、アプリケーション設定、イベント)
  • 管理グループとクライアントデバイスの構造についての設定情報
  • リモートインストール用アプリケーション配布パッケージのリポジトリ
  • 管理サーバー証明書
  • アップデート]フォルダーの内容。

    既定では、フォルダーのパスは C:\ProgramData\KasperskyLab\adminkit\1093\.working\share\Updates\ です。

管理サーバーデータを復元するには、klbackup ユーティリティを使用する必要があります。

このセクションの内容

管理サーバーデータのバックアップタスク

データバックアップおよび復元ユーティリティ(klbackup)

対話モードによるデータのバックアップと復元

サイレントモードでのデータのバックアップと復元

klbackup ユーティリティを使用して、別の管理サーバーの管理下にある管理対象デバイスを切り替える

MySQL または MariaDB を使用する場合の管理サーバーデータのバックアップと復元

管理サーバーデータのバックアップと復元の最適化